ケアタウン総合研究所
バックナンバー

ケアタウンメルマガ元気いっぱい
第499号
2017/12/27(Wed)
http://caretown.com/

▼今週の目次▼
[1] ムロさんの締めの言葉:「前代未聞〜想定外?だらけの1年〜」
[2] 最新業界ニュース
[3] 今週の「駆け込み寺」
[4] 「必携!ケアマネ実務スタートブック」(高室成幸著:中央法規出版刊 定価2,000円+税)
[5] 東京スクールのご案内
[6] 今週のおしらせ
[7] 編集後記

↓↓↓ 東京スクールのお知らせ ↓↓↓
⇒ケアマネジメントの学校(9) 「ケアマネ事業所の人材マネジメントと心が折れないメンタルマネジメント〜人材採用・ケース担当・人材育成、ストレスケアとモチベーションアップ〜」(定員15名限定 残席8名)
│日 時│1月28日(日)10:30〜17:00 
│詳 細│WEBにて→http://caretown.com/tokyo/caremanage3001.shtml

〜〜〜〜〜〜〜


■ ムロさんの締めの言葉

===「前代未聞〜想定外?だらけの1年〜」===

 1年の締めとなる12月後半のテレビは、いずこも今年を振り返る特集をしていました。
 なかでも毎年おもしろいなと思うのは「〇〇大賞」というもの。暴言大賞にはじまり不倫大賞、二枚舌大賞など、なるほど納得と思う選別?です。

 しかし自分なりにビックリしたのは「そうか、そういうこともあったな」と忘れてしまっている?こと。籠池学園や家計学園のことに始まり某議員の「このハゲ〜〜〜!」暴言、そして先の衆院選で突然起こった「希望の党+小池退場」騒動があり、相模原連続殺人事件もあったのに、今、話題の日馬富士暴行事件ですっかり忘却の彼方にいってしまっている。
 これはさすがに・・・マズイ。

 もちろん個人差はあるので世間のみなさんすべてとはいいません。が、メディアなるものが世情、つまり時代の話題と気分を作るようになってしまっている感はぬぐえません。メディアが騒がなくなれば、いつしか「終わったこと」になってしまう。

 「情報はつねに上書きされる」と誰かが指摘していましたが、まさに言い得て妙です。しかし一方で「フェイクニュース」という言葉が一般化したように、わずかなことを針小棒大に大げさに言いふらす輩やまったく根拠のない、むしろ意図的に嘘ニュースを流す輩がネットを中心に日本でも現れてきたことは深刻です。

 前代未聞と思っていたら、そもそも嘘ニュースでしたなんて・・・しかし、それが海を越えた他国では大統領選に影響するという恐ろしい時代になっています。ネット情報を真に受けない姿勢は大切ですが、恐いのは吟味しないこと、考えないこと。面倒だから、わかりやすい情報を真に受けるという・・・。
 想定外というより「前代未聞の1年」だったように思います。

 さてもう年の瀬・・・あと数日で2018年です。平成は30年となります。
 1年間、お疲れ様でした。
 そして新しいよき年を迎えられることを祈っています。


■ 最新業界ニュース

1.2018年度改定 介護報酬はプラス0.54%〜通所介護など適正化0.5%減〜(厚労省)

 12月18日、2018年度の診療報酬・介護報酬・障害福祉報酬改定の改定率が決定した。3報酬改定全体では800億円の増加。介護報酬改定は全体でプラス0.54%。サービスの質の評価に関連して1%程度プラスにする一方で、通所介護や訪問介護の生活援助の回数制限などの給付適正化で0.5%引き下げる。  診療報酬は、全体では1.19%のマイナス改定。うち診察料や入院料などの「本体」は0.55%引き上げる。

2.来年度予算案 過去最大を更新 〜介護 新たな交付金に200億円〜
 政府は12月22日、2018年度予算案を閣議決定した。一般会計総額は、前年度当初予算比2581億円増の97兆7128億円。6年連続で過去最大を更新。社会保障関係費は、前年度当初予算比4997億円増の32兆9732億円。概算要求時に約6300億円と見込んでいた自然増を約1300億円圧縮し、目安通りの5千億円増に抑制した。加算対象となる革新性の高い新薬を絞り込むなどの薬価制度の抜本改革などで1900億円を削減し、自然増分や3報酬改定の財源にあてる。

--------------------------------------------------------------------
 最新ニュースは「シルバー新報」の協力により著作権の許可を得て掲載し
 ています。シルバー新報 ウェブサイト→ http://www.silver-news.com/
--------------------------------------------------------------------


■ 今週の「駆け込み寺!」

「地域ケア会議では課題の検討をせずに研修風に進めてみたり、情報交換だけだったりします。市から地域包括支援センターにどのように伝えたらよいか悩みます」
(Y.Aさん 女性 A市高齢福祉課 保健師歴28年)

【ムロさんの助言】
 2018年から地域ケア会議が本格実施になります。地域ケア会議運営マニュアルが厚労省から出ていますが、事例検討会風だったり情報交換で終わってしまっている市町村もあります。地域ケア会議は個別ケース検討を通じて、多職種連携やネットワークづくり、資源づくりや政策形成のための「仕掛け」の機能を持っています。まずは運営マニュアルをまずは読むことから始めましょう。ただし自立支援会議やケアプランチェックの地域ケア会議と区別しましょう。

〜〜〜〜〜〜〜


■ ムロさんの本棚から

「必携!ケアマネ実務スタートブック」
(高室成幸著:中央法規出版刊 定価2,000円+税)

【ムロさんの書評】
 今回は今年最後のメルマガですので自著の紹介を!本書のコンセプトは「ケアマネのひとり立ち支援」。自分で考え、自分で判断し、自分で責任を持った行動ができるケアマネジャーになるための本です。つまり自立(自律)したケアマネになるための「指南書」として書きました。
 どのような仕事でも「最初の1年間」はとても大切。いい先輩と出会えればグッドですが、そうでないと「変な仕事の癖」がついてしまい、後々苦労の種になりがちです。自己流にやりたい気持ちはわかりますが、それを抑えて1〜3年間やった人が実は長持ちするし、後々の伸びが違います。そんな思いを本書には込めました。いわざ「新ケアマネジメントの仕事術」版スタートブックといえるものです。本書はイラスト満載なので「まるで絵本みたい」と感想が(;^ω^)。本書には全国のベテランケアマネさんにも協力をいただいているので、実践的なアイデアや工夫も織り込んでいます。新人ケアマネの教育用テキストとしても最適と評価をいただいています!(^^)!

〜〜〜〜〜〜〜


★ 東京スクールのご案内

 ≪場 所≫新宿御苑前駅 研修会場(ルネ新宿御苑タワー2階)
 ≪申込み≫ホームページより→ http://caretown.com/tokyo/
 (メール、電話、Faxでも受付中!WEBから申込可能!)

 ⇒ケアマネジメントの学校(9)「ケアマネ事業所の人材マネジメントと心が折れないメンタルマネジメント〜人材採用・ケース担当・人材育成、ストレスケアとモチベーションアップ〜」(定員15名限定 残席8名)
 │日 時│1月28日(日)10:30〜17:00 
 │詳 細│WEBにて→http://caretown.com/tokyo/caremanage3001.shtml

 ⇒ケアマネジメントの学校(10)「グループホーム・小規模多機能の認知症ケアマネジメント〜認知症の人の「本人らしさ」と現場を支えるケアマネジメント〜」(定員15名限定)
 │日 時│2月18日(日)10:30〜17:00 
 │詳 細│WEBにて→http://caretown.com/tokyo/caremanage3002.shtml


★ 今週のおしらせ

 ◎中央法規『けあサポ』ブログ
 今週の「ケアマネさん、あっちこっちどっち」
 └→「連載:ブログの復活〜SNSというコミュニケーション〜」(第504話)
 URL:http://www.caresapo.jp/senmon/blog-takamuro/31895

 ◎中央法規:月刊ケアマネジャー1月号高室流ケアマネジャーの働き方改革
  └→「働き方改革は休み方改革から〜人生のバランス〜」(Vol.10)


◇ 編集後記

 皆さんは意外と気づいていないかもしれません。なんと今回は「499号」なのです。そう、次の元旦号で栄えある500号を達成するのです。当初10年間は毎週の配信でした。それが今は隔週。それでもよくも続いているなと、自画自賛。なにせこういうことがもっとも苦手(^_^;)な私なので、案外と自分をほめてやりたいなと。どのような方がどのように読んでくださっているかわからないですが、全国を研修で訪れると「いつも読んでいます」「朝礼のネタに使っています」と言っていただくとうれしいですね。何か役に立っていることを実感するというのは自分の存在を確認することであり、「自己承認」につながります。だからこそ、全国で介護・福祉の仕事に地道に励むみなさんを応援する自分でありたいと思います。それが私の仕事なんだと。2018年もみなさんの役に立つブログをコツコツと書き進めていきますね。今年一年、お疲れ様でした!(^^)!<ムロ>


個人:http://www.facebook.com/shigeyuki.takamuro
ケアタウン総合研究所:http://www.facebook.com/caretown.jp

■ 全てのお問い合わせはこちらまで→ info@caretown.com
■ ご感想はこちらまで→ koe@caretown.com
■ 購読申込→ m@caretown.com
■ 配信停止→ mag@caretown.com
■ 東京スクール申し込み→ i@caretown.com

編集及び発行責任者:S.Takamuro
提供:ケアタウン総合研究所( http://m.caretown.com/ )





戻る
↑ページの一番上へ↑
(C)ケアタウン総合研究所