ケアタウン総合研究所
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ケアタウンメルマガ元気いっぱい
第495号
2017/11/02(Thu)
http://caretown.com/

▼今週の目次▼
[1] ムロさんの発想転換!:ワークとライフのバランス感覚〜何事も身になる、知恵になる〜
[2] 最新業界ニュース
[3] 今週の「駆け込み寺」
[4] 「わかりあえないことから〜コミュニケーション能力とは何か〜」(平田オリザ著:講談社現代新書 定価740円+税)
[5] 東京スクールのご案内
[6] 今週のおしらせ
[7] 編集後記

↓↓↓ 東京スクールのお知らせ ↓↓↓
⇒ケアマネジメントの学校(7) 「チームケア力で利用者(家族)・サービスのモニタリング〜ケアマネジメント評価とリスクマネジメント〜」(定員15名限定 残席あり)
│日 時│11月19日(日)10:30〜17:00 
│詳 細│WEBにて→http://caretown.com/tokyo/caremanage2911.shtml

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■ ムロさんの発想転換!

===ワークとライフのバランス感覚〜何事も身になる、知恵になる〜===

 「月刊ケアマネジャーの連載、評判いいですよ」
 昨日、月刊ケアマネジャー編集部に新刊の作業で行くとK編集長よりいきなりうれしい感想をもらいました。連載もすでに6年目。毎年、手を変え品を変え続けてきました。今回は「ケアマネジャーの働き方改革」です。ABE首相が唱えるものとはちょっと趣が違います。
 それは、働く賃金や時間などの改革ではなく、「働くこと:ワーク」と「暮らすこと:ライフ」をバランスよく生きましょうという提案です。

 とかく、ワークとライフを「二項対立」でとらえて、どちらを重視するか、なんて議論が多いですよね。「仕事人間は自分を捨てている、自分本位の人間は仕事では使えない、なんて」・・・ね。
 ここにきてイクメンも定着し、ようやく「どっちも大切だよね」「どっちも両立させよう」となってきました。これはこれでよかったよかった・・・です。

 でも私が書いているのは「ワークの知恵とノウハウ」をライフで活かそう、「ライフの経験と人脈」をワークで活かしましょうということ。とりわけ利用者の生活支援、人生の応援役であるケアマネジャーのみなさんにとっては活用価値大です。

 かくいう私のこと。転職5回(業種も5種)を経験し、わかったことは「仕事のノウハウ」はライフで活用できるということ。たとえば編集や企画づくりの経験は子どものオヤジの会では活かせましたね。ww
 今なら質問力などの相談援助技術のノウハウは飲み屋での初対面のみなさんとの「共感的会話」に抜群の効果を発揮します(^_^;)
 「あれ?俺、どうしてこんなにしゃべってんだろう・・・聞くのがうまいねぇ」
 とお褒めの言葉をもらうことは数々・・・うなづき、あいづち、反復、要約、質問、推測などの技を駆使しているだけなのですが、それがかなり強力な技のようです

 11月号は「仕事で自分チャレンジ」がテーマ。仕事上の苦手をいつまでも苦手にしないためのちょっとしたノウハウを伝授。まずは苦手の細分化、次に協力者のゲット、苦手は成長の種と発想転換などなどです。

 なにより「うまくいかない」という悩みは要介護高齢者の気持ちに近いのも事実。ならば自分チャレンジの体験が利用者支援に何か役に立つのではないでしょうか?
 なにごともムダはありません。ムダにしているあなたがいるだけ・・・
 苦労や苦手も発想を変えると・・・もったいない、もったいない(^-^)


■ 最新業界ニュース

1.ダブルマイナス改定に〜介護はすでに引き上げ済み〜(財務省)
 財務省は25日、財政制度等審議会・財政制度分科会(分科会長=榊原定征・経団連会長)に、制度の持続可能性や保険料負担の伸びを抑制する観点から、2018年度診療報酬・介護報酬改定のマイナス改定が必要と提言した。介護については、今年度すでに処遇改善加算を引き上げる臨時改定を行っているため、18年度改定はマイナスとして、保険料負担増を極力抑制すべきとしている。診療報酬本体もマイナス改定を提言している。

2.同一建物減算で 訪問介護利用回数に差 (会計検査院)
 有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅で、同一建物減算が適用されるとたくさん訪問介護サービスが利用できるようになるのは不公平として、会計検査院は19日、厚生労働省に対して改善措置を講じるよう求めた。各戸を訪問する提供側の移動の労力が軽減されるとして、2012年度報酬改定以降、介護報酬を10%減算する仕組みが導入されている。

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 最新ニュースは「シルバー新報」の協力により著作権の許可を得て掲載し
 ています。シルバー新報 ウェブサイト→ http://www.silver-news.com/
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■ 今週の「駆け込み寺!」

 「サービス担当者会議の日程調整に苦労しています。急に不参加があったりすると滅入ります。通常の勤務外や土日に家族から希望されると断れず疲労感が残ります。サービス事業所からの意見が出ない。私ばっかりが話しています」
(S.Oさん 女性 主任ケアマネ 社会福祉主事)

【ムロさんの助言】
 日程調整は大変ですよね。もしかして2週間前くらいにやっていませんか?更新月はわかっているのですから、1か月くらい前から「来月、サービス担当者会議です」と知らせましょう。それと主たる介護者が働いている人も増えています。勤務外や土日ならしっかりと「振替え休日」を取りましょう。それと意見が出ないのはいきなりプランを見せられるから。事前にプランを送り、「〇〇のことを話してください」と根回しをしっかりしましょう。欠席なら申し送りをもらっておくことも大切です。更新の会議といえど1年の振り返りとアセスメントの説明などを行い40〜50分はかけたいものです。(^-^)

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■ ムロさんの本棚から

 「わかりあえないことから〜コミュニケーション能力とは何か〜」(平田オリザ著:講談社現代新書 定価740円+税)

【ムロさんの書評】
 「近頃の若者にコミュニケーション能力がない」というのは本当なのか。「子どもの気持ちがわからない」のは何が問題なのかと著者は堂々と問いかける。そして、日本の国語教育が「わかりあう」ことに重点が置かれすぎていることに疑問を呈する。「わかりあえない」なかで、少しでも共有できる部分を見つけたときの喜びが大切なのではないかと。伝えたい気持ちは「伝わらないという経験」から生まれるとも。それを実感できるのが「体験教育」であり、そのもっとも洗練されたものが「演劇」であると。つまり他者を演じること。他者の言葉をフィクションのセリフとして話すことで「疑似体験」できると説く。劇作家である著者のユニークなコミュニケーション論にアクターズケアを提唱している私は深く共感する。おススメの一冊である。

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★ 東京スクールのご案内

≪場 所≫新宿御苑前駅 研修会場(ルネ新宿御苑タワー2階)
≪申込み≫ホームページより→ http://caretown.com/tokyo/
(メール、電話、Faxでも受付中!WEBから申込可能!)

⇒ケアマネジメントの学校(7) チームケア力で利用者(家族)・サービスのモニタリング〜ケアマネジメント評価とリスクマネジメント〜(定員15名限定)
│日 時│11月19日(日)10:30〜17:00 
│詳 細│WEBにて→http://caretown.com/tokyo/caremanage2911.shtml

⇒ケアマネジメントの学校(8)「苦情」に強くなる!苦情は利用者(家族)からの「贈り物」〜ケアマネジメント・ケアサービスの質の向上と権利擁護に活かす〜(定員15名限定)
│日 時│12月10日(日)10:30〜17:00 
│詳 細│WEBにて→http://caretown.com/tokyo/caremanage2912.shtml

⇒ケアマネジメントの学校(9)「ケアマネ事業所の人材マネジメントと心が折れないメンタルマネジメント〜人材採用・ケース担当・人材育成、ストレスケアとモチベーションアップ〜」(定員15名限定)
│日 時│1月28日(日)10:30〜17:00 


★ 今週のおしらせ

 ◎中央法規『けあサポ』ブログ
 今週の「ケアマネさん、あっちこっちどっち」
 └→「会議力セミナーをやった!」(第503話)
  URL:http://www.caresapo.jp/senmon/blog-takamuro/30057

 ◎中央法規:月刊ケアマネジャー11月号高室流ケアマネジャーの働き方改革
 └→「仕事と自分チャレンジ」(Vol.8)


…◇ 編集後記 ◇………………………………………………………………………

 なんと衆院選挙がはじまり、あっという間に終わりました。この間の小池にはまってさあ大変♪という謎の「緑のタヌキ」ブームのもう一人の相方の火付け役某党首は2か月で辞任、背水の陣で立ち上げた「立民」は予想外の大躍進。終わってみれば分析はいろいろあれど、「それをやっちゃぁおしまい」という禁じ手の数々には驚かされました。初めての18歳選挙権実施でこのありさまは実に残念です。とくに考える期間があまりに短すぎて、初投票の若い皆さんにはどのように映ったでしょう。初めが肝心だからこそ、残念でたまりません。といっても第7期介護保険事業計画の審議はこれから終盤に。気が抜けない日々が続きます。※先週配信予定が1週ズレての配信となりました<(_ _)><ムロ>


個人:http://www.facebook.com/shigeyuki.takamuro
ケアタウン総合研究所:http://www.facebook.com/caretown.jp

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編集及び発行責任者:S.Takamuro
提供:ケアタウン総合研究所( http://caretown.com/ )





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