ケアタウン総合研究所
バックナンバー

ケアタウンメルマガ元気いっぱい
第490号
2017/08/17(Thu)
http://caretown.com/

▼今週の目次▼
[1] ムロさんの大発信!:演技手法を認知症ケアに活かす〜アクターズケアの試み〜
[2] 最新業界ニュース
[3] 今週の「駆け込み寺」
[4] ムロさんの本棚から
[5] 東京スクールのご案内
[6] 今週のおしらせ
[7] 編集後記

↓↓↓ 東京スクールのお知らせ ↓↓↓
⇒ 「ケアマネジャーの会議力〜基礎編〜」(定員15名限定 残席3名)
会議の苦手意識を改善しファシリテーション力をスキルアップする!
│日 時│8月26日(土)10:30〜17:00
│詳 細│WEBにて→ 
http://caretown.com/tokyo/kaigiryoku2908.shtml

〜〜〜〜〜〜〜


■ ムロさんの大発信

===演技手法を認知症ケアに活かす〜アクターズケアの試み〜===

 いま、認知症ケアの世界で「演技手法」が注目を集めています。

 認知症との人とのやりとりで「息子や娘に勘違いされた」「夫に間違われた」という経験のある人がいます。そこで「私は違います」という人もいれば「うまく合わせていました」という人も・・・。
 元税理士さんには「税務相談に来ていただけますか?」とデイサービスの送迎時に声がけをして機嫌よく来てもらっているという話も・・・
 このようになんとか合わせていても「どこかうそをついているようで気分がよくないですね、正直・・・」という声も。みなさん、いかがですか?

 このような悩みに応えてくれるのが・・・その名も「アクターズケア」です。

 現場職員が認知症の人と話を合わせるためにやりがちなのが「質問攻め」。もちろん悪気はありません。職員もとにかく知らないとその人の世界に入れないから。でもこれは記憶があいまいな本人を追いつめるだけ・・・「だから黙ってしまわれるんですよね」。これは双方ともにつらい!

 そうではなく、演技手法を使って「その人がいま生きている世界」の人物にスッとなりきる・・・その手法は演劇の世界ではエチュードとして確立しています。これを活かそうという、まったくあたらしい視点の認知症コミュニケーション手法です。

 確かに認知症の人とのやりとりには「演技」は有効です、とか、介護では演技をしましょう、という記述が介護の本にはかならず見られます。ところが「演技の手法をどう生かせばよいか」について詳細に書かれたものはありません。なぜなら演技の専門家ではないからです。

 おもしろいことに認知症の人とうまくやりとりができる人の特徴に「どこか演劇っぽい」ところがあります。実際、元俳優さんたちに取材すると実に楽しげにやりとりをしています。そこに着目したのがアクターズケアです。

 これは舞台の演技理論であるスタニフラフスキーメソッドと映画の演技理論であるリー・ストラスバーグメソッドの2つを活用しています。

 アクターズケアを体験すれば、声の出し方、身体動作や表情から感情の読み取り方にはじまり、本人とのやりとりのコミュニケーション手法を身につけることができます。そして「感情労働のみなさんがストレスを感じることなくやりとりができるようになります」とも。

 いま、現場がもっとも求めている新しいコミュニケーション手法がここにあります。体験するときっと「なるほど!」と思える何かがつかめるでしょう。
 認知症ケア現場で働いているあなた、相談援助職のあなた、それぞれに気づきがあるでしょう。

 ※このスクールは「なるほどケア塾」で6月から名古屋、千葉、東京、神奈川で1日スクールが行われました。直近では9月5日(火)京都教室、6日(水)神戸教室があります。10月は盛岡、郡山で予定されています。(^.^)
 http://ensosha.sakura.ne.jp/index04-201709.html


■ 最新業界ニュース

1.介護人材 採用率低下 2割未満に(厚労省)

 介護労働安定センターは4日、2016年度介護労働実態調査結果をまとめた。介護職の離職率は前年とほぼ横ばいの16・7%。深刻なのは、採用率だ。13年度以降年々低下しており、19・4%と今回初めて2割を下回った。新たな人材を業界にどう呼び込むか。改めて浮き彫りになった課題だ。

2.「青年部」発足へ “多様な職場”を強みに魅力発信(埼玉県介護福祉士会)
 日本介護福祉士会の都道府県支部の中で、若手を中心に活動する「青年部」が発足する例が少しずつ増えている。現在設立に向けて準備委員会を立ち上げているのが埼玉県介護福祉士会(平木久子会長)だ。6日に初会合を開き、組織率アップや若手介護職の離職防止のためにできる活動についてアイデアを出し合った。

--------------------------------------------------------------------
 最新ニュースは「シルバー新報」の協力により著作権の許可を得て掲載し
 ています。シルバー新報 ウェブサイト→ http://www.silver-news.com/
--------------------------------------------------------------------


■ 今週の「駆け込み寺!」・・・・・今週はお盆休みm(__)m

〜〜〜〜〜〜〜


■ ムロさんの本棚から・・・今週はお盆休みm(__)m

〜〜〜〜〜〜〜


★ 東京スクールのご案内

≪場 所≫新宿御苑前駅 研修会場(ルネ新宿御苑タワー2階)
≪申込み≫ホームページより→ http://caretown.com/tokyo/
(メール、電話、Faxでも受付中!WEBから申込可能!)

⇒ケアマネジメントの学校(4) 「自立(自律)」を支えるチームプランニングと事業所内カンファレンス〜自助・互助・共助・公助と生活支援サービスのプランニング〜(定員15名限定 残席6名)
│日 時│8月27日(日)10:30〜17:00 
│詳 細│WEBにて→http://caretown.com/tokyo/caremanage2908.shtml

⇒ケアマネジメントの学校(5) 多職種連携とチームケアをめざすコーディネート〜介護・医療・生活支援と身内資源・近隣近所の調整と交渉〜(定員15名限定 残席6名)
│日 時│9月17日(日)10:30〜17:00 
│詳 細│WEBにて→http://caretown.com/tokyo/caremanage2909.shtml


★ 今週のおしらせ

◎中央法規『けあサポ』ブログ
今週の「ケアマネさん、あっちこっちどっち」
└→「連載〜趣味(楽しみ)がワークとライフを充実させる〜」(第502話)
URL:http://www.caresapo.jp/senmon/blog-takamuro/29635

◎中央法規 月刊ケアマネジャー8月号高室流ケアマネジャーの働き方改革
└→「趣味(楽しみ)がワークとライフを充実させる」(Vol.5)


◇ 編集後記

みなさんはどのようなお盆でしたか?久しぶりに実家で田舎体験された人もいれば、あいにく現場でずっと仕事だった人も・・・フェイスブックというSNSのおかげでリアルタイムでみなさんの楽しい情報を知ることができます。これってケアにも活かせますよね。とくに驚くのは進化がいちじるしいVR(バーチャルリアリティー)です。テレビで見てもかなりリアル。どうやら新宿に専用施設ができたらしく、今度体験してみようと思っています。ベッドにいて世界を旅することも当たり前になるのでしょうね。いやいやすごい時代、おもしろい時代になってきたと思います(^^;)。<ムロ>


個人:http://www.facebook.com/shigeyuki.takamuro
ケアタウン総合研究所:http://www.facebook.com/caretown.jp

■ 全てのお問い合わせはこちらまで→ info@caretown.com
■ ご感想はこちらまで→ koe@caretown.com
■ 購読申込→ m@caretown.com
■ 配信停止→ mag@caretown.com
■ 東京スクール申し込み→ i@caretown.com

編集及び発行責任者:S.Takamuro
提供:ケアタウン総合研究所( http://m.caretown.com/ )





戻る
↑ページの一番上へ↑
(C)ケアタウン総合研究所