ケアタウン総合研究所
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ケアタウンメルマガ∞元気いっぱい
第458号
2016/05/26(Thu)
http://caretown.com/

▼今週の目次▼
[1] ムロさんの連載 「モチベーションアップはどうやるの?」
[2] 最新業界ニュース
[3] 今週の「3つのチャレンジ」
[4] 全国の研修会場の声
[5] 東京スクールのご案内
[6] 今週のおしらせ
[7] 編集後記

→東京スクールのお知らせ←
6月26日(日)10:30〜17:00 第2期「新ケアマネジメントの仕事術」スクールが始まる!(^^)!
シリーズ(1)「ケアマネジャーの仕事力〜チームマネジメントとセルフマネジメント〜」(定員15名)

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■ ムロさんの連載
===「モチベーションアップはどうやるの?」===

 月刊ケアマネジャー(中央法規出版刊)の新連載が始まりました。タイトルは「高室流モチベーションアップ講座」です。私の連載も5年にわたり昨年は「会議力」でした。マネジメントを円滑に進めるうえで「仕掛け」の機能を持つのが会議ですので、「会議上手はマネジメント上手」をコンセプトに1年間書きました。おかげで評判は上々とのことで・・・

 さて新連載は感情労働である現場のみなさんの要望も高い「意欲づくり、モチベーションアップ」としました。ストレスケアはストレスを減らして平常心に持っていくことが目的です。プライベートならそれでいいでしょうが仕事は平常心ではできません。

 対人援助の仕事をしていると気合いを入れる場面もたびたびありますよね・・・苦情対応でとんでもない外的ストレスを被っても1時間後には笑顔で別の利用者に向き合わなくてはいけない。苦手な会議の進行もあれば記録も書かなくてはいけない。利用者(家族)次第では、予想していた通りにコトが運ばず、うまくいかずに「泣きっ面に蜂」のようなこともあるでしょう。
 ストレスのたまり方も半端ないでしょう。

 ではどうすればよいでしょう・・・「よっしゃ!」と毎度猪木的気合いばかりではやがて心はボロボロになるのではないでしょうか?
 実はモチベーションをいかにアップ・維持させるかは心理学や経営学では理論として確立しています。みなさんもご存じの「マズローの欲求5段階説」もモチベーション理論の1つなのです。

 この連載ではモチベーションアップを「外から」「内から」「タイムトライアル」「ピグマリオン効果(役割期待)」「自己効力感」などわかりやすいフレーズで説き明かします。ポイントはどのモチベーションアップ手法が効果的かは人それぞれということ。さらに落ち込み度合いやお手軽さ・気軽さで使い分けをするのがコツです。
 私が今連載でめざすのは「使い勝手のいいモチベーションアップ手法」を体得してもらうこと。

 カラ元気や精神論、ポエムなフレーズだけでは心にプレッシャーをかけているだけです。「〜するべき」という考え方は自分を追い込んでいるだけでなく周囲に強要することになるリスクもはらんでいます。
 自分を客観的に自己覚知することもできるのが高室流モチベーションアップのスキルです。まずは読んでお試しを・・・(^.^)

月刊ケアマネジャー
http://www.chuohoki.co.jp/magazines/caremanager/about/


■ 最新業界ニュース

1.介護職員月給1万円引き上げ 政府が「一億総活躍プラン」策定(内閣府)

 政府は18日、「介護離職ゼロ」などの実現に向けた今後10年の施策と工程表を盛り込んだ「ニッポン1億総活躍プラン」をまとめた。介護職員の給与を月額平均1万円程度引き上げると明記。同一労働同一賃金の実現に向けた労働法改正などの法整備を盛り込んだ。31日に閣議決定する。

2.自治体は「地域マネジメント」を ケアマネジメントは協働・チーム化へ

 2008年から田中滋慶応大学教授(当時)を座長に開催されてきた地域包括ケア研究会。基礎的な考え方や政策の方向性を提言し、地域包括ケアシステムを理念的に牽引してきた。すでに方向性は固まっているものの、具体的にはほとんど進捗していない状況にあるところから今回は「地域マネジメント」と自治体の実務に的を絞った地味な内容だが、自由参入と競争の時代と決別し、自治体主導の協調の時代へ背中を押すかたちだ。ケアマネジメントについては、ケアマネジャーの個人技から「協働・チーム化」の推進を打ち出した。ケアマネにとっては最後通告と言える内容にも踏み込んでいる。

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 最新ニュースは「シルバー新報」の協力により著作権の許可を得て掲載し
 ています。シルバー新報 ウェブサイト→ http://www.silver-news.com/
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■ 今週の「3つのチャレンジ」

新潟県十日町市「地域ケア会議の実践的進め方」

1.多問一答
2.共感と合意の活用
3.行動で一致
(S.Kさん 男性 社会福祉士 地域包括支援センター職員)

【ムロさんのコメント】
 上手な会議進行は質問の引き出し方。でも1質問1回答では延々と続きがち。「いまの質問に関連する質問はありますか?」と2〜3質問をもらっている間に回答者は考えることができるし総合的な答え方ができるのでムダもなく深い回答になる可能性も。「思い」や「気持ち」の一致はできそうでむずかしいもの。とくに近隣の支え合いといってもそれまでこじれにこじれていればただのファンタジーにしか聞こえないもの。だからこそ行動で一致することから始めるのもひとつの方法です。


■ 全国の研修会場の「ひと声」

「つい問題解決しようと考える癖が自分にあるとわかりました。あるべき姿を課題にしてかかわるメンバーが前向きに考えられるようにしていくことが大切と思いました。チームのまとまりを生む目標設定も大切ですね。」
(H.Sさん 女性 主任介護支援専門員 ケアマネ歴13年)

【ムロさんのコメント】
 問題解決の話し合いは「マイナスをゼロにする」ことが目的化しがちです。課題とはめざすこと。つまり前向きな気分にさせてくれます。すべての話し合いがそうなるわけではありませんが、「このケースを通じて町内の支え合いがどうなればよいと思われますか?」を引き出してみてはどうでしょうか。目標設定は、とりあえず1週間〜3週間、1か月〜3か月で取り組めることがいいでしょう。まずはワンステップアップよりハーフステップアップから始まります。

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★東京スクールのご案内

≪場 所≫新宿御苑前駅 研修会場(ルネ新宿御苑タワー2階)
≪申込み≫ホームページより→ http://caretown.com/tokyo/
(メール、電話、Faxでも受付中!WEBから申込可能!)

「新・ケアマネジメントの仕事術」(中央法規刊)を基本テキストに学ぶ実践的な第2期ケアマネの学校が6月から始まります!(^^)!
⇒シリーズ(1)「ケアマネジャーの仕事力〜チームマネジメントとセルフマネジメント〜」(定員15名限定)
│日 時│6月26日(日)10:30〜17:00
│詳 細│WEBにて→ http://caretown.com/tokyo/caremanage2806.shtml

⇒シリーズ(2)「利用者(家族)との出会いとインテークの勘所〜新規ケースと引き継ぎケース〜」(定員15名限定)
│日 時│7月31日(日)10:30〜17:00
│詳 細│WEBにて→ http://caretown.com/tokyo/caremanage2807.shtml


★今週のおしらせ

◎ユーキャン通信講座「高室式話し方トレーニング」!
3ヵ月であなたを話し方の達人に!心地いい声の出し方、抑揚のある話し方、ケアマネジメントプロセス別の話し方、事業所への伝達、苦情対応などのシーン別話し方も。文学座の女優の方に協力いただいた実践的なDVD付きです!
URL:http://www.u-can.co.jp/fukushi/shohin/06/

◎中央法規『けあサポ』ブログ(研修写真も多数掲載!)
今週の「ケアマネさん、あっちこっちどっち」
└→「提案:熊本地震〜シミュレーション訓練〜」(第462話)
URL:http://www.caresapo.jp/senmon/blog-takamuro

◎中央法規 月刊ケアマネジャー5月号 高室流モチベーションアップ講座
└→「内発的モチベーション」(Vol.2)


…◇ 編集後記 ◇………………………………………………………………………

 SNSをアップするにはリズムが必要ですね。リズムをなくすといつの間にか読み手ばかりになっている自分がいてハッとしますね(^^;)。ですから昨日はちょっとお久になっていた個人FBをアップ。名古屋駅構内の喫茶店のたまごっち風のプリン?と馬肉屋のふしぎなポエムをアップしました。そのアンバランスがよかったのでしょうか、いつになく多くの「いいね!」が・・・やっぱりうれしいものですね(^.^)。しかし毎日小まめにアップする人はすごいなと思います。行先すべてで書き込みとは・・・逆ストーカーされている気分のような(^^;)。

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編集及び発行責任者:S.Takamuro
提供:ケアタウン総合研究所( http://m.caretown.com/ )

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