ケアタウン総合研究所
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ケアタウンメルマガ∞元気いっぱい
第445号
2015/11/26(Thu)
http://m.caretown.com/

▼今週の目次▼
[1] ムロさんの熟考! 「1日24時間、1週間168時間の使いこなしの術(すべ)」
[2] 最新業界ニュース
[3] 今週の「3つのチャレンジ」
[4] 全国の研修会場の声
[5] 東京スクールのご案内
[6] 今週のおしらせ
[7] 編集後記

→東京スクールのお知らせ←
12月13日(日)10:30〜17:00(終了後、忘年会予定!)
新ケアマネジメントの仕事術シリーズ(7)
「めざせ、モニタリングの達人!〜ケアプラン評価とリスクマネジメント〜」

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■ ムロさんの熟考
「1日24時間、1週間168時間の使いこなしの術(すべ)」

 だれにとっても1日24時間の総枠は決まっています。総量は同じでも、どうにも効率よく使っている人とそうでない人にわかれてしまうのは、なぜか?という話題です。

 効率よく使っているかどうかの前に、実働時間がそもそも異なる人がいるということ、これがポイントです。それは、ズバリ、睡眠時間。私は6時間眠らないとダメなのですが、4〜5時間で済む人がいます。一方、8時間は眠らなければ日中調子悪い人がいます。私は8時間も寝ようものなら日中ぼんやりしてしまう。ここで実働時間に「差」が生まれます。
 実働総量が多いことで幾種類ものこと(例:仕事、家事、趣味、自己啓発等)に使いこなしている人はいます。1日で3〜4時間の差は大きいですからね。

 つぎに「使いこなしの能力」を考えてみましょう。
 同じ3時間でも「瞬く間」に仕事をこなせる人と「3分の1程度」しか仕上がっていない人がいます。これってまさに能力の違いです。でもパッパとやれてもやり直しが多い人と一発!で決めることができる人では、効率性が違います。これも正確さや慎重さ、集中力の違いでしょうね。
 ですから、8時間たっぷり眠っている人が後者なら、結果的には問題ないかもしれません。むしろ短時間睡眠でやり直しの多い人は一考が必要かも?

 では、質はどうでしょう。それも日々の「幸せ度」という軸で考えてみましょう。こればっかりは他人は測れませんから、至極、主観的な軸です。これを「眠っている時間をどうとらえるか」で考えてみましょう。
「寝ているって、つまり何もやっていないこと。ああ、もったいない」と決めつけて、短時間睡眠を推奨している人は眠ること自体を否定していたりします。不眠症で3〜4時間しか眠れない人にとっては、実は眠ることは、つらく苦しい時間ととらえているかもしれません。

 いっぽう、ふわふわ布団にくるまっているのが心地よく、いくつもの夢(悪夢含む)を見るのがとても好きで、いつもすっきりと目覚められる・・・こんな充実感に日々8時間も満たされている人は幸せ度100点満点かもしれません。

 1日24時間といっても小学生ではあるまいし、そう規則正しい生活ができるわけではありません。だったら・・・1週間単位で睡眠時間や仕事時間、家族時間、家事時間、介護時間、そして自分時間を割り振ってみてはどうでしょう。
 月曜日は自分時間は15分でも火曜日は40分取れたり、日々の家族時間はせいぜい1時間程度でも土日は10時間あてたり・・・
 このように1週間単位の「時間使い分け」を自分流でイメージするだけで楽しくなりますよ。やがて実行している自分に気づくことでしょう。


■ 最新業界ニュース

1.住宅地にも訪問看護ST 国交省 建築制限の規制緩和

 国土交通省は13日、住居専用地域でも訪問看護・訪問介護など訪問系サービスの単独事業所が開設できるよう建築行政主務部長宛てに通知した。訪問だけの事業所は「事務所」扱いで住居専用地域では建設できないと判断されていた地域もあり、解釈を明確化したかたちだ。今年6月に閣議決定された規制改革実施計画に盛り込まれていた。

2.虐待事件で勧告処分。業務管理体制の改善をメッセージ本社にも改善勧告

 虐待事件のあったメッセージグループへの行政処分が決まった。虐待のあった「Sアミーユ川崎幸町」は3カ月間の報酬請求の停止とする。施設、運営子会社だけでなく、メッセージ本社の業務管理体制の課題が指摘された。虐待事件が発生した「Sアミーユ川崎幸町」の問題では、指定権限のある川崎市が監査を実施。市では9月16日、25日、10月6日の3回にわたり監査を実施した。これを踏まえ、3カ月間の介護保険指定取消処分とすることを決めた。弁明機会をつくるため聴聞会を開催する「聴聞通知書」を13日付で同社に渡した。処分の正式な決定は12月中旬。指定取消期間中は、介護報酬の請求、利用者負担の請求ができない。

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最新ニュースは「シルバー新報」の協力により著作権の許可を得て掲載しています。シルバー新報 ウェブサイト(PC専用)→ http://www.silver-news.com/
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■ 今週の「3つのチャレンジ」
ケアタウン主催東京スクール(6)「ケアチームで盛り上げるサービス担当者会議」

1.参加する事業所に宿題を出す
2.「何かありませんか?」は使わない
3.施設入所時会議への参加
(U.Tさん ケアマネ歴5年 社会福祉士歴15年)

【ムロさんのコメント】
 会議でしばしば使われまくっている禁句フレーズ「何かありませんか?」。なんでもいいから口を開いてよ、という上から目線の言い方です。「○○について、ご意見、いかがでしょうか?」と言い換えるだけでなごやかな雰囲気に。盛り上げるには、あらかじめ宿題を出し根回しを。特養・老健・GHの入所時には、居宅のプランを持参して参加を。これまでの本人・家族のがんばりをプレゼンしましょう!(^^)!これこそ地域包括ケアの「わかりやすい取り組み」です。


■ 全国の研修会場の声
社会福祉法人北桑会「苦情対応とリスクマネジメント」

「一番の気づきは、苦情は小さな発信だと。まず小さな変化に気づくことがポイント。大きな苦情など1人で対応できないことは、施設を巻き込むことが大切。施設自体も成長するために、苦情を恐れないこと。苦情対応をしながら施設を改善・改革していくこと。それができたら皆が働きやすく、人が集まる職場になると思った」(N.Kさん(女性) ケアマネ歴5年 地域包括支援センター)

【ムロさんのコメント】
 苦情は批判や非難ではありません。改善を望む小さな発信。それなのに、ビビり恐れてしまうと相手との間に大きな溝が生まれ、やがてトラブルになることも。苦情とは顧客の「期待損失」です。そうなってしまった原因や経緯を深めることでサービスや組織の改善・改革のきっかけにすることができます。とても大切なことに気づかれましたね(^^ゞ。

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★東京スクールのご案内

≪場 所≫JR東中野駅そば(東京テクニカルカレッジ)
≪申込み≫ホームページより→ http://m.caretown.com/tokyo/
(メール、電話、Faxでも受付中!WEBから申込可能!)

「新・ケアマネジメントの仕事術」(中央法規刊)を基本テキストに学ぶ実践的なケアマネジメントスクールです。全国に仲間も生まれます!

⇒シリーズ(7)「めざせ、モニタリングの達人!〜ケアプラン評価とリスクマネジメント〜」(定員20名)
│日 時│12月13日(日)10:30〜17:00(終了後、忘年会予定!)
│詳 細│WEBにて→ http://m.caretown.com/tokyo/caremanage2712.html

⇒シリーズ(8)「ケアマネ事業所のマネジメントと苦情対応〜採用・育成・メンタルマネジメントと苦情対応〜」(定員20名)
│日 時│平成28年1月24日(日)10:30〜17:00
│詳 細│WEBにて→ http://m.caretown.com/tokyo/caremanage2801.html

※「スクール会員」は会場ですぐに手続きできます!(^^)!(特典:受講料の割引、5回受講につき1回無料。絶賛、誕生中!)
※「新ケアマネジメントの仕事術シリーズ」の今後のテーマはWEBに掲載!


★今週のおしらせ

◎ユーキャン通信講座「高室式話し方トレーニング」がスタート!
3ヵ月であなたを話し方の達人に!心地いい声の出し方、抑揚のある話し方、ケアマネジメントプロセス別の話し方、事業所への伝達、苦情対応などのシーン別話し方も。文学座の女優の方に協力いただいた実践的なDVD付きです!
URL: http://www.u-can.co.jp/fukushi/shohin/06/

◎中央法規『けあサポ』ブログ(研修写真も多数掲載!)
今週の「ケアマネさん、あっちこっちどっち」は「「介護離職ゼロ」が組合から企業のテーマに!」(第438話)
URL: http://www.caresapo.jp/senmon/blog-takamuro

◎中央法規 月刊ケアマネジャー11月号 高室流 会議力アップ講座
「進行の技術の磨き方〜(2)参加する〜」(Vol.8)


◇ 編集後記 ◇

 ここ1ヵ月、メディアは「介護離職」を大きく取り上げています。安倍政権の「2本目の矢」で位置づけられたからでしょう。介護離職も介護職の離職ではなく、一般のサラリーマンたちが主役です。介護休暇、勤務シフトなどの改善や工夫が紹介されていますが、そもそも「通勤」というスタイルを考えることも必要でしょう。自宅をオフィスにしたノマド式勤務スタイルや週休3〜4日など思い切った発想の転換も。さらに介護力アップのためにプロが体に負担のない介護方法を教えるなども必要でしょう。そのあたりは、今週の「けあさぽ」(中央法規のブログ)にしっかりと書きました。この間、特養入所の裏ワザ指南や介護片づけ術などでメディアに出ていますが、この介護離職ゼロのテーマで発信したいと思う今日この頃です(^^)!(ムロ)

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編集及び発行責任者:S.Takamuro
提供:ケアタウン総合研究所( http://m.caretown.com/ )

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