ケアタウン総合研究所
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ケアタウンメルマガ∞元気いっぱい
第444号
2015/10/29(Thu)
http://m.caretown.com/

▼今週の目次▼
[1] ムロさんのびっくりぽん! 「ICT活用で変わるケアシーン」
[2] 最新業界ニュース
[3] 東京スクールのご案内
[4] 今週のおしらせ
[5] 編集後記

→東京スクールのお知らせ←
11月22日(日)10:30〜17:00(残席3)
新ケアマネジメントの仕事術シリーズ(6)
「ケアチームで盛り上げるサービス担当者会議〜「新規・更新・引き継ぎ」の準備・進行の勘所〜」

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■ ムロさんのびっくりぽん!
「ICT活用で変わるケアシーン」

 身の回りの「モノ」たちが、インターネットを介して相互に情報をやりとりするのが「ICT」です。これは「情報通信技術」(インフォメーション&コミュニケーション・テクノロジー)のこと。私たちの暮らしに定着したインターネットがケアシーンをどんどんと変えようとしています。

 とりわけ注目したいのがコミュニケーション支援・・・驚くのは、話す声がリアルタイムで文字化されタブレット上に表示される「文字通訳」機器の登場です。音声認識の技術が格段にアップしたのでほぼミスなく文字化されます。この機器たちは、講演会や議会、授業などでも大活躍をしています。
 実は全国にいる聴覚障害者600万人の8割は手話が使えません。事故や加齢で中途失聴・難聴者となった人とのやりとりには、とても効果的なコミュニケーションツールです。
 このソフトをスマホに入れアウトプットが外国語なら、なんと完全通訳ができることになります。音声再現なら自動通訳機器となります。東京オリンピックで大活躍することでしょう。

 インターネットを使ったテレビ電話「スカイプ」を使えば、海外で暮らす家族もサービス担当者会議に参加することが可能です。それにいつでも親の健康状態を見守るだけでなく、話し相手になることもできます。このシステムを定期巡回・随時対応型訪問介護看護を提供する事業所が導入していれば、リアルタイムの対応が可能となります。

 そこに文字化ソフトがあれば・・・会議の議事録も簡単に作成してくれることになります(^^;)

 さらに・・・介護現場では介護記録をPCの打ち込みではなく、タブレットに手書きするだけでデジタル文字化をしてくれるソフトがあります。これなら入力に時間をかかることもなく、さらに手書き文字のわかりづらさも克服することができます。ケアマネジャーが下書きしたケアプラン1〜3表をスキャナーで読み込むことでデジタル文字化できれば、ワンパターンプランの予防にもつながります。

 まさに「できないこと」を「できること」にしてくれる魔法?のようなICT。でも肝心なのは効率性とコスト削減ばかりを追求すると、とんでもない使い方もできてしまうことになります。
 利用者の個別性と本人らしさ、自立支援の視点を持ってICTのソフト開発者やソフトメーカーに現場から提案していくことが求められています。


■ 最新業界ニュース

1.病院1施設1.2億円赤字 医療実調まとまる

 厚生労働省は4日、中央社会保険医療協議会(中医協)に医療機関の経営状況を示す医療経済実態調査を報告した。病院の損益率はマイナス3.1%で2年前の前回調査よりも悪化。診療所、保険薬局も悪化していたが、それぞれ15.5%、保険薬局も7.2%と依然高い収益差を維持している。調査結果を受けて、今後、具体的な改定額を巡る政府内での議論も本格化することになる。1病院当たりの医業収益は37億5千万円、介護収益は400万円。これに対し、経費は38億7千万円。一施設当たり1億2千万円の赤字になる計算だ。

2.介護保険と障害福祉の連携推進 基準該当でサービス相乗り(厚労省)

 同省の社会保障審議会障害者部会(部会長=駒村康平慶應義塾大学教授)は2日、障害者総合支援法の見直しに向け、「高齢の障害者に対する支援の在り方」について議論した。障害福祉サービス事業所で介護保険の基準該当サービスを提供できるようにするなど、相乗りも進める方向だ。財源確保の厳しさが委員にも浸透し、介護保険との「一元化やむなし」という空気も漂った。年末のとりまとめに向け議論を進める。

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最新ニュースは「シルバー新報」の協力により著作権の許可を得て掲載しています。シルバー新報 ウェブサイト(PC専用)→ http://www.silver-news.com/
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★東京スクールのご案内

≪場 所≫JR東中野駅そば(東京テクニカルカレッジ)
≪申込み≫ホームページより→ http://m.caretown.com/tokyo/
(メール、電話、Faxでも受付中!WEBから申込可能!)

「新・ケアマネジメントの仕事術」(中央法規刊)を基本テキストに学ぶ実践的なケアマネジメントスクールです。全国に仲間も生まれます!

⇒シリーズ(6)「ケアチームで盛り上げるサービス担当者会議〜「新規・更新・引き継ぎ」の準備・進行の勘所〜」(定員20名:残席3)
│日 時│11月22日(日)10:30〜17:00
│詳 細│WEBにて→ http://m.caretown.com/tokyo/caremanage2711.html

⇒シリーズ(7)「めざせ、モニタリングの達人!〜ケアプラン評価とリスクマネジメント〜」(定員20名)
│日 時│12月13日(日)10:30〜17:00
│詳 細│WEBにて→ http://m.caretown.com/tokyo/caremanage2712.html

⇒シリーズ(8)「ケアマネ事業所のマネジメントと苦情対応〜採用・育成・メンタルマネジメントと苦情対応〜」(定員20名)
│日 時│平成28年1月24日(日)10:30〜17:00
│詳 細│WEBにて→ http://m.caretown.com/tokyo/caremanage2801.html

※「スクール会員」は会場ですぐに手続きできます!(^^)!(特典:受講料の割引、5回受講につき1回無料)
※「新ケアマネジメントの仕事術シリーズ」の今後のテーマはWEBに掲載!


★今週のおしらせ

◎ユーキャン通信講座「高室式話し方トレーニング」がスタート!
3ヵ月であなたを話し方の達人に!心地いい声の出し方、抑揚のある話し方、ケアマネジメントプロセス別の話し方、事業所への伝達、苦情対応などのシーン別話し方も。文学座の女優の方に協力いただいた実践的なDVD付きです!
URL: http://www.u-can.co.jp/fukushi/shohin/06/

◎中央法規『けあサポ』ブログ(研修写真も多数掲載!)
今週の「ケアマネさん、あっちこっちどっち」は「事業所カンファレンスを開いていますか?」(第436話)
URL: http://www.caresapo.jp/senmon/blog-takamuro

◎中央法規 月刊ケアマネジャー11月号 高室流 会議力アップ講座
「進行の技術の磨き方〜(2)参加する〜」(Vol.8)


◇ 編集後記 ◇

 数日前、マガジンハウスからクロワッサンが届きました。特別編集とあり、「親を看取る」の文字が表紙に踊っています。今年の7月から協力していたクロワッサンが満?を持しての介護Mook本です。昨年から雑誌に協力することがとても増えていますが、今回はかなりの時間をかけました。それは編集者のHさんの熱意もあるのですが、ちょっと知的でハイソな40代〜50代が読む女性誌で1冊丸々介護&看取りを取り上げると知ったから。そしてこの中味が、一般の方向けの介護の新スタンダードになると予感したからです。私が担当したのはケアプランのコーナー。それだけで8Pほどあります。それ以外に編集の趣旨にぴったりきそうな方を何人も紹介しました。内容は・・・さすがに読みやすくわかりやすく的を得た編集となっています。いま、書店に並んでいます。売り切れ?が予想されます。いちど手に取って見てください!(^^)!(ムロ)

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