ケアタウン総合研究所
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ケアタウンメルマガ∞元気いっぱい
第431号
2015/05/14(Thu)
http://m.caretown.com/

▼今週の目次▼
[1] ムロさんの提案 「自分モチベーション」
[2] 最新業界ニュース
[3] 今週の「3つのチャレンジ」
[4] 全国の研修会場の声
[5] 東京スクールのご案内
[6] 今週のお知らせ
[7] 編集後記

→東京スクールのお知らせ←
6月28日(日)10:30〜17:00
新ケアマネジメントの仕事術シリーズ「ケアマネジャーの仕事力」

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■ ムロさんの提案
「自分モチベーション〜意外と効果がある方法〜」

 私の好きなテーマの1つが「モチベーション」です。多くの人は「元気いっぱい」で日々を送りたいと思いがちですが、なかなかそうはいかないもので。むしろ悪いことは、続けざまに起こったりしがちです。
 あまりに悲惨だと「これはお祓いをしてもらわなくては・・・」と神社に足を向けることに。お祓い後におみくじで大吉が出ようものなら「やったッ!」をこぶしを天に上げたりして・・・。
 神様にお願いしてようやく気分転換(運勢の転換?)したような、しないような。それほどに気分転換はむずかしいもののようです。

「先生でも落ち込むのですか?どこでモチベーションを上げているのですか?」とときおり尋ねられます。私がいつも元気そうに見えるからでしょうか(^^ゞ。いえいえ、私だって落ち込むこともありますよ、と返事をすると怪訝な表情をされたり。たしかにお笑い芸人が「俺、1人っきりのときは暗いっす」と話しても、ほとんどネタとしか思えないときがありますからね・・・

 モチベーションを上げる秘訣ですか・・・いろいろありますが、ものすごく直近の体験をご紹介しましょう。ヒントになるかもしれません。
 時は一昨日の火曜日の夜のこと。私は長崎空港の最終便を待っていました。台風6号の影響で使用機が送れて21:05発が、なんと40分遅れの21:45となりました。「まあ、なんとかギリギリ、23:30には着くだろう」と思ってひと眠り・・・やがて「当機は羽田空港混雑の為、大島上空を旋回中です」のアナウンスが・・・。上空で待たされることほぼ40分以上。「管制塔から着陸のOKが出ました。これから〜」と着陸準備に入り、大気の悪いなかを超揺れまくり、羽田に到着したのが24:30でした。

 航空会社から5000円のお詫び金の封筒をもらいましたが、すでにモノレールはなく、バスもなく・・・気持ちはすっかりどん底です。仕方なくタクシー乗り場に並ぶことに。聞くと新宿まではけっこうな金額です。「よし一緒に行く人を募ろう」と声をかけると60歳位の女性が手を上げました。一緒に乗り込み、「なぜ新宿ですか?」と尋ねると「札幌から来たんです。本当は埼玉の坂戸に行きたいのですが、とても無理なので新宿に行けばホテルはなんとかなると思って」とのこと。つまり予約なしでこれから探すというわけです!!!(>_<)
「それは大変。この人を新宿で放り出せない」と揺れるタクシー内で楽天の当日の空き情報を探しますが、あるわけありません。とにかく心あたりのあるホテルに電話して直談判・・・奇跡的に1室ゲット!なんとか、ご本人をホテルの前まで送り届けることができました。・・・すでに時計は25:10です(>_<)
 ではモチベーションは?・・・あがっているのですねぇ。「やったぞ、おれ!」と妙なアドレナリンが出まくりで・・・(^_^;)

 つまり、モチベーションが下がっている時、ささいなことで役に立つことをすると私は元気になります。事務所の掃除や献血や道の案内や・・・たぶん、自己肯定感が満たされるのかもしれません。
 元気な音楽を楽しむ、おいしいモノを食べるもいいですが、なにかチョコットいいこと(自己満足OK!)をやってみるのもいかがでしょうか?


■ 最新業界ニュース

1.次の報酬改定に向け調査〜介護給付費分科会〜(厚労省)

 現場では4月から報酬改定が始まったばかりだが、すでに「次」が俎上にのぼっている。社会保障審議会介護給付費分科会は4月23日、3年後の介護報酬改定に向けた改定の効果検証や、研究事業のテーマについて了承した。地域区分や処遇改善、事業者の不満が集中する介護事業経営実態調査についても随時必要な検討をしていく。2017年4月には消費税の10%の引き上げが控えており、前回の引き上げ時のように報酬を上げるかが直近の具体的な議論になる。

2.「生活行為向上」こそ作業療法〜8年がかりで効果検証〜(OT協会)

 今回の介護報酬改定で大きく変わったのがリハビリテーションだ。リハビリテーションマネジメント加算が見直され、通所リハでは生活行為向上リハビリテーション実施加算が創設された。「生活行為」とは、人が生きていく上で営まれる生活全般の行為。仕事や趣味、余暇活動までが広く含まれる。機能訓練室での訓練が中心だった介護保険のリハを、「活動」「参加」にもバランスよく働きかけるリハビリテーションへの転換の象徴ともいえる加算だ。加算が算定できるのは半年間だけで、地域の活動の場や通所介護への「卒業」を前提としているのも新しい点だ。日本作業療法士協会が開発した「生活行為向上マネジメント」の考え方と効果が取り入れられた。

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最新ニュースは「シルバー新報」の協力により著作権の許可を得て掲載しています。シルバー新報 ウェブサイト(PC専用)→ http://www.silver-news.com/
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■ 今週の「3つのチャレンジ」
長崎ライフデザインケアセミナー「ケアプラン点検事業を紐解く」

1.事業所のプランとして、みんながプランを見る
2.「支援していきます」と使わない
3.CADLを実践する
(T.Hさん ケアマネ歴15年 主任ケアマネ歴:9年 保健師歴25年)

【ムロさんのコメント】
 利用者が契約しているのは居宅介護支援事業所です。担当者のみがわかっている・知っているのでは事業所として無責任といえます。事業所カンファは重要です。「支援します」はとても曖昧で便利な言葉です。「説明します、傾聴します」と具体的にわかりやすく書きましょう。


■ 全国の研修会場の声
長崎ライフデザインケアセミナー「個別援助(支援)計画作成のイロハ」

「楽な言葉(安心、安全など)を使用することで具体的に何が必要なのかを見逃してしまっているということに気づいた。評価時に細かい点(CADL)まで視点を持つことで具体的なプランまたリハビリとして必要な動作がより細かくみることにもつながるということを学びました」(T.Kさん PT歴10年)

【ムロさんのコメント】
「安心、安全、安静、安定」・・・いわゆる「4A」は抽象的すぎます。どこにむかってチームがまとまるか。ADLの「排泄、移動、入浴」もいいですが、本人らしい暮らし方(文化性:CADL)の再構築をめざすなら、ADLやIADLは手段であり、目標です。リハビリも医療もケアもあくまでサポートであり手段です。目的はなにか・・・それを見失ったとき、医療やリハやケアが目的化してしまいます。

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★東京スクールのご案内

≪場 所≫JR東中野駅そば(東京テクニカルカレッジ)
≪申込み≫ホームページより→ http://m.caretown.com/tokyo/
(メール、電話、Faxでも受付中!WEBから申込可能!)

⇒シリーズ「ケアマネジャーの仕事力」(定員20名)
10年ぶりに改訂された「新・ケアマネジメントの仕事術」(中央法規出版発行)を用いたシリーズセミナーの第1弾。現場で求められる2つの仕事力(チームマネジメントとセルフマネジメント)の視点から、ケアマネジャーに求められる実践力を学びます。自己成長のノウハウだけでなく人材育成やスーパービジョンやコーチングでも活用できる実践的手法を身につけます。
│日 時│6月28日(日)10:30〜17:00
│詳 細│WEBにて→ http://m.caretown.com/tokyo/caremanage2706.html

⇒シリーズ「利用者(家族)との出会いとインテークの勘所〜新規ケースと引き継ぎケース〜」(定員20名)
7月からは「新ケアマネジメントの仕事術」をテキストに、毎月連続で学ぶセミナーのスタートです。第1回は「初回訪問、インテーク、意向の聴き取り」です。初回訪問の準備、対象別対応(例:新規、引き継ぎ、紹介)、インテーク時の利用者(家族)の基本情報の取集のポイント、利用者(家族)の意向の引き出し方の勘所などを相談援助シーンも取り入れながら実践的に学びます。
│日 時│7月19日(日)10:30〜17:00
│詳 細│WEBにて→ http://m.caretown.com/tokyo/caremanage2707.html

※6月より受講料がお得になる「スクール会員制」を始めます。会場ですぐに手続きできます!(^^)!


★今週のおしらせ

◎ユーキャン「高室式ケアプラン書き方トレーニング」
テキストとDVD学習で、3ヵ月であなたもケアプランの達人に!
URL: http://www.u-can.co.jp/fukushi/shohin/05/

◎中央法規『けあサポ』ブログ(研修写真も多数掲載!)
今週の「ケアマネさん、あっちこっちどっち」は「反省はいいことなのか?」(第410話)
URL: http://www.caresapo.jp/senmon/blog-takamuro

◎中央法規 月刊ケアマネジャー5月号 高室流 会議力アップ講座
「雰囲気づくり」(Vol.2)


◇ 編集後記 ◇

 統一地方選が終わりました。県議・市議の収入や仕事ぶりがメディアで取り上げられていますが、ケアマネ出身、相談員出身の議員や首長がこれから誕生してくるのではないでしょうか。とりわけ社会福祉士ならば、議会をソーシャルワークの場として、地域づくりにまい進できるのではないでしょうか?。
某警備会社が倉庫管理にドローンを導入すると新聞に。警報が鳴ると同時に倉庫に装備されたドローンが飛び立ち犯人たちを空撮するそうです。ならば、認知症のおうちに1個あれば、徘徊する認知症の方をずっと追いかけるドローンも開発できるのでは?と研修会で話題にすると笑われてしまいました(^_^;)
今週もがんばりましょう!(^^)! 〈ムロ〉

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編集及び発行責任者:S.Takamuro
提供:ケアタウン総合研究所( http://m.caretown.com/ )

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