ケアタウン総合研究所
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ケアタウンメルマガ∞元気いっぱい
第416号
2014/10/30(Thu)
http://m.caretown.com/

▼今週の目次▼
[1] ムロさんのノウハウ 「文章力を育てる〜基本は主語と述語〜」
[2] 最新業界ニュース
[3] 今週の「3つのチャレンジ」
[4] 全国の研修会場の声
[5] 東京スクールのご案内
[6] 今週のおしらせ
[7] 編集後記

→東京スクールのお知らせ←
12月21日(日)10:30〜17:00 (定員15名)
【第1回】「会議の力〜チームをまとめる話し合いの技術〜」

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■ ムロさんのノウハウ
「文章力を育てる〜基本は主語と述語〜」

 月刊ケアマネジャー11月号(中央法規出版)の特集は「記録の苦手解消法」です。サブタイトルが、なかなかふるっています。「ちょっとのプラスで、グッとよくなる!」。なかなか、そそられますね(^_^;)
 じつは当初は「ちょい足しで〜」となっていました。「いやいや、ちょい足しレベルの内容ではないのですが・・・」と編集部担当のT氏にグイッと詰め寄り、ようやく難を逃れました。

 今回の特集の依頼は正直うれしかったですね。というのも、私は、かれこれ8年ほど、この手の研修を依頼されているからです。
 依頼があると、いつも「それはケアプラン作成研修ですか?それとも文章・記録の上達研修ですか?」と、質問をするようにしています。

 なにせ、それぞれ目的が違いますからね。
 ケアプラン作成研修なら、アセスメントの視点から入って、話し言葉→書き言葉に変換するポイントから、要約文、漢字言葉・専門用語の書き換え、問題指摘表記→課題志向表記のポイントなどを懇切丁寧に研修します。
 と、ところが文章上達では異なります。日本文の特徴、主語・述語の構成、人称代名詞、形容詞、副詞にはじまり接続詞・接続助詞など、まるで今は時めく予備校講師・林修先生の現代文の授業(先日、言われました(^_^;))のような内容となります。ようするに、インプットよりアウトプットに力点を置いた研修内容になります。時間がある時は、本日家を出てから着くまでの文章を書いてもらったこともあります。

 多くの人は、日記的なものは書けても、読んでもらう・読むに堪える文章を書くスクーリングを受けたことは皆無でしょう。それにみなさんが抱いている過度な苦手意識が影響するため、ついつい監査や実地指導?に無難な文例集を参考にしたワンパターン表記を真似ることになります。

 今回の特集はそこに鋭く切り込み、「文章は主語と述語があれば書ける!」、「あとは場所、時間、理由・目的、状況、頻度、思い、結果などで飾ればいいだけだ!」をコンセプトに、単文・重文・複文の書き方にはじまり、生のケアプラン・支援経過記録の書き換えパフォーマンスもリアルに再現しました。

 英語もスピーキングの前にたくさんのヒヤリングすることが上達のポイントです。書くこともたくさんの読む作業や気に入った語彙の拾いメモなどをしておくと、いざという時に使えるピッタリの言葉をたくさんストックできます。
 あなたを苦手意識から解放してくれるはずノウハウの詰まった(^_^;)11月号、まずは書店やネットで手に取ってみて下さい。・・・
 そ、損はさせません!・・・きっと・・・いや、多分かなぁ(^_^;)


■ 最新業界ニュース

1.介護報酬改定〜住宅+包括サービスは減算 医療機関の訪問看護引き上げ

 社会保障審議会介護給付費分科会(座長=田中滋慶応大学名誉教授)では22日から、介護報酬改定の各論の議論を開始した。厚労省は訪問系サービスとして、訪問介護、定期巡回・随時対応型訪問介護看護、小規模多機能型居宅介護、複合型サービス、訪問看護の5サービスについて報酬・基準案を示した。増え続ける高齢者住宅の併設事業からのサービスは報酬が絞り込まれる方向だ。

2.社会福祉法人の地域公益活動を義務化〜費用支出なくても事業計画に〜

 社会福祉法人制度改革を議論している社会保障審議会福祉部会は20日、余剰資金の再投下対象となる「地域公益活動」の位置づけを巡り議論。余剰な資金で地域公益活動を行う場合には、事前に行政の承認が必要となる点について、今までのように行政が経営の手足を縛ることになりかねないと指摘もあったが、運用の課題とされ、厚労省が提案していたスキームは概ね了承されたかたちだ。

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最新ニュースは「シルバー新報」の協力により著作権の許可を得て掲載しています。シルバー新報 ウェブサイト(PC専用)→ http://www.silver-news.com/
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■ 今週の「3つのチャレンジ」
東京都葛飾区「ケア会議(カンファレンス)の技術」

1.人の発言にリアクションする
2.経験の浅い人の意見を積極的に聞く
3.指示・命令型でなく提案型で発言する
(S.Aさん 作業療法士歴6年 女性)

【ムロさんのコメント】
 伝えられないことがあり、終わってから「私の言いたかったこと」がはっきりわかることが多いというS.Aさん。会議中の発言で苦労されているようです。まずは会議中の「うなづき、相づち」は参加者の義務です。そうすることで「参加ムード」は高まります。発言も「〜をやりましょう」ではなく、「〜をしてはどうでしょうか?」と提案型のほうが、他の参加者にとっても受け入れやすかったりします。


■ 全国の研修会場の声
神戸市多職種連携研修「5専門書の協力・協働のチームケア」

「連携という意味を改めて考える機会でした。相手の立場にたった連携の仕方を工夫しないといけないと思いました。見守りといっても役割だけでなく、具体的に行うことまで説明が必要とわかりました。」(M.Nさん 見守り推進員歴4年 社会福祉士歴4年)

【ムロさんのコメント】
 連携とは依頼やお願いではありません。双方にとってメリットやデメリットを共有することから連携は始まります。相手にとってのメリットを考えることで、より積極的な連携を引き出すことができます。「見守り」は役割、「ポストのチラシのたまり具合の確認」は業務。その双方を明確にしないと、人はアクションを起こせません。

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★東京スクールのご案内

≪場 所≫JR東中野駅そば(東京テクニカルカレッジ)
≪申込み≫ウェブサイトより→ http://m.caretown.com/tokyo/
(メール、電話、Faxでも受付中!WEBから申込可能!)

⇒【第1回】「会議の力〜チームをまとめる話し合いの技術〜」(定員15名)
ケアマネジメントにおいて「話し合い」はケアチームをまとめる大切な技術です。地域ケア会議、サービス担当者会議、事例検討会から事業所内会議まで、話し合いの場はたくさんあります。でも「会議」に苦手意識を抱くケアマネジャーや現場リーダーはたくさんいます。どの会議にも活用できる進行・参加の技術、資料づくりのコツを学ぶことで、みなさんは会議上手に一歩近づけます。
│日 時│12月21日(日)10:30〜17:00
│詳 細│WEBにて→ http://m.caretown.com/tokyo/meeting2612.html


★今週のおしらせ

◎ユーキャン「高室式ケアプラン書き方トレーニング」
テキストとDVD学習で、3ヵ月であなたもケアプランの達人に!
URL: http://www.u-can.co.jp/fukushi/shohin/05/

◎中央法規『けあサポ』ブログ(研修写真も多数掲載!)
今週の「ケアマネさん、あっちこっちどっち」は「月刊ケアマネジャー特集:記録の苦手解消法」(第384話)
URL: http://www.caresapo.jp/senmon/blog-takamuro

◎中央法規 月刊ケアマネジャー11月号 高室流 考えるヒント
「価値観」(Vol.8)


◇ 編集後記 ◇

 先々週は沖縄5日間、そして先週は四国5日間。リゾート気分研修?(研修会場に缶詰でしたが(>_<))から、四国お遍路研修ツアー(香川→愛媛→高知)の10月をなんとか乗り切り、今週末から11月です。暑さと台風の10月から紅葉の11月になると、鈍行列車の車窓から眺める山々の色づきが美しく感じられます。全国を回ると「先生のメルマガ、読んでます」「月刊ケアマネジャーの考えるヒント、ネタに使ってます」というお声にうれしくなり、つい「じゃぁ、先週の○○はどうでした?」と質問。すると「えッ、まだ、そ、それは・・・」の困った表情。まずいことを尋ねちゃったなと反省。そういう時は「ありがとうございます。」と大人の態度が無難だと(^_^;)。もちろん「皆さん、お忙しいですもんね。今度、読んでおいてくださいね」と大人の対応も・・・。そんな、みなさんの心づかい、しっかりと届いていますからね!(^^)! ね、沖縄の○○さん!!!〈ムロ〉

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編集及び発行責任者:S.Takamuro
提供:ケアタウン総合研究所( http://m.caretown.com/ )

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