ケアタウン総合研究所
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ケアタウンメルマガ∞元気いっぱい
第409号
2014/07/24(Thu)
http://m.caretown.com/

▼今週の目次▼
[1] ムロさんのブーム 「NHK朝ドラにハマってみては?」
[2] 最新業界ニュース
[3] 今週の「3つのチャレンジ」
[4] 全国の研修会場の声
[5] 東京スクールのご案内
[6] 今週のおしらせ
[7] 編集後記

→東京スクールのお知らせ←
7月27日(日)10:30〜17:00 (定員20名:残席あり)
【第1回】高室式「交渉力をつけるコミュニケーション」

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■ ムロさんのブーム
「NHK朝ドラにハマってみては?」

「今朝の花子とアン、すごかったですよね。白蓮って、ああいう女性だったんですねぇ。親友の花子はどう絡んでいくんでしょうね」
 ここ2年弱、NHK朝の連続テレビ小説フリークとは、その時々のドラマの展開にすっかり盛り上がれるようになりました。もちろん初対面でも・・・(^_^;)。

 思えば、1年前までは「そんな暇ない!」と思っていた私なのに、どういうわけか岩手県久慈市を舞台にした「あまちゃん」がきっかけでした。人気に火が付いた頃のこと。たまたまチャンネル(古、古ぃい?)を合わせると・・・実におもしろい。脚本が宮藤官九郎。彼は、奇想天外でおちょくるようだけど根は真面目!な筋立てが得意なので・・・ちょっと期待していましたが、ここまでやるか!という懐かしい小ネタが満載です。

 まさに青春アイドルに憧れし時代が忠実に、かつバカバカしく再現されていることにビックリ。GSブームの後のアイドル時代の夜明け。ナメ猫、タケノコ族、聖子ちゃんカットなどなど。そしてAKBも。すっかりはまっちまいました。

「あまちゃん」終了後のあまロス?を経て、大阪を舞台にした「ごちそうさん」。東京の洋食屋育ちの娘(杏主演)が、大阪に実家のある家に嫁いでからの食文化と関西弁との?末を描いたドラマ。昔懐かしい食材や料理がレシピよろしくふんだんに紹介され、一家がちゃぶ台を囲んで食べる様子に「これは80代には共感を呼ぶ内容。回想法に使えるぞ」と思わせてくれる内容でした。

 そして、視聴率25%越えを驀進中?の山梨を舞台にした「花子とアン」。小説「赤毛のアン」を翻訳した村岡花子がモデルです。「あまちゃん」では「じぇじぇ」がヒットしたので、本作品では「てっ!、こぴっと!」が随所に登場します。今回は実話がモデルなので、関連書を読むとさらに興味は高まります。

 人気のドラマにはまってみてわかったこと・・・第1に対人関係が広がることですね。思わぬ隠れファンがいますから。無条件に話題のネタに使いやすい。第2が人柄がわかること。「そこを好むか、この人は!」と意外な発見がありますね。第3は対人関係の質が変わること。つまり「柔らかく」なりますね。ふだんは仕事中心になりがちでも、この手の話題で最初に盛り上がると、後の話が実にスムーズ。これにも驚きますね(^_^;)

 共通点を認めながら違いを楽しみ、同感と共感の関係を深められる・・・これにつきますね。ちなみに映画「アナと雪の女王」も結構イケますよ!(^^)!


■ 最新業界ニュース

1.6つの方式で事例検討 群馬ケアマネ協会がフォーラム

 群馬県介護支援専門員協会(折茂賢一郎会長)は13日、県内の伊香保温泉で「ケアマネジメント群馬フォーラム]T」を開催。県下のケアマネジャー200人余りが参加した。圧巻は午後の事例検討会。6つの方式8つのセッションに分かれて行われた。(1)野中方式入門編(2)野中方式実践編(3)見える事例検討会(4)ICF方式(5)ひもときシート方式(6)気づきの事例検討(7)いつでもどこでもできる共に学ぶ事例検討(8)ケアマネ座談会しゃべり場。野中方式は、故・野中猛日本福祉大学教授が開発した手法で、ホワイトボードを使って情報を整理し、「見立て」から、最終的な「手立て」までを話し合う。群馬県のケアマネ研修講師の主流だ。

2.「地域ケア会議」に参加・助言〜包括ケア推進者を育成〜(日本PT協会)

 日本理学療法士協会(半田一登会長)は今年度から、地域包括ケアシステムの推進に向け「地域ケア会議」と「介護予防」で活躍できるPTの育成を始めた。新たに設けた認証制度は「地域包括ケア推進リーダー」と「介護予防推進リーダー」の2種類。「地域包括ケア推進リーダー」は、介護保険法改正で来年度から自治体に地域ケア会議の開催が求められることに伴い、会議に参加し、自立支援につなぐ助言ができるPTを養成するのが狙い。

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最新ニュースは「シルバー新報」の協力により著作権の許可を得て掲載しています。シルバー新報 ウェブサイト(PC専用)→ http://www.silver-news.com/
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■ 今週の「3つのチャレンジ」
岩手県遠野市「本人らしさを活かした実践的ケアプラン作成術」

1.方言や固有名詞の活用
2.更新時のプランの事業所での検討
3.更新時のサービス担当者会議での1年間の振り返り
(M.Aさん ケアマネ歴7年 社会福祉士歴13年 女性)

【ムロさんのコメント】
 本人らしさをケアプラン上に再現する1つの方法は、本人(家族)の意向欄は、方言を入れた話しぶりを書き込むことです。方言で話しているのに、標準語で書き直してしまうと、かなりの違和感だからです。地名や建物名・店名も固有名詞を使いましょう。(例:スーパー→スーパー田丸屋)。更新時のサ担会議で意外と実践されていないのが「振り返り」。つまりPDCAサイクルでいう「C:Check」なしで「PDA」ばかりやっていることになってしまっていないでしょうか?これではがんばったことへの自己肯定感は生まれません。


■ 全国の研修会場の声
岩手県遠野市「本人らしさを活かした実践的ケアプラン作成術」

「本人らしさにいかに近づけるか。訪問時に意向をうかがう時、今までは「何か、こうしたいとか、こうなりたいといった意向がありますか?」と質問していました。「特に今まででいいです」といった言葉が返ってくることが多いです。今日学んだように、以前やっていたことを聞いてから、これからどうしたいのかをうかがいたいと思いました」(K.Iさん ケアマネ歴1年 女性)

【ムロさんのコメント】
 いきなり、何をしたいですか?と質問されても、要介護状態の身体では、今まででいいです、と答えがちでしょう。まずは以前の健康な頃の暮らしを聴き取り、そのなかで何を取り戻したいのか、どのような暮らしに戻りたいのかを尋ねることでご本人(家族)もイメージが湧いて答えやすくなります。

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★東京スクールのご案内

≪場 所≫JR東中野駅そば(東京テクニカルカレッジ)
≪申込み≫ホームページより→ http://m.caretown.com/tokyo/
(メール、電話、Faxでも受付中!HPから申込可能!)

⇒【第1回】高室式「交渉力をつけるコミュニケーション」(定員20名:残席あり)
ケアマネジメントや地域や組織のコーディネートで求められるのが「交渉力」。利用者(家族)、ケアチームの調整役として行うコーディネートとは、まさに「交渉」なのです。利害の調整に悩むのでなく、思いやニーズ、立場や環境に着目することで「交渉」は驚くほどスムーズに進みます。高室式マネジメントのエッセンスを学べる一日です。
│日 時│7月27日(日)10:30〜17:00
│詳 細│HPにて→ http://m.caretown.com/tokyo/communicate2607.html

⇒【第3回】アクターズケア〜認知症の人とのコミュニケーション力を高める〜(定員20名:残席あり)
認知症ケアに活かせるコミュニケーション技法として生まれたのがアクターズケアです。認知症高齢者は「その人の世界」に生きています。接遇の際に語られる人物(例:夫・妻、息子・娘)になることが必要な場面もあります。そのためにプロの俳優から「役柄の深め方」の技術(スキル)を実践的に学びます。また地域での認知症を理解するための「寸劇」での役づくりにも活用できます。明日から現場で使えるノウハウを身につけるセミナーです。
│日 時│8月24日(日)10:30〜18:00
│会 場│武蔵小金井駅(JR中央本線)より徒歩5分
│詳 細│HPにて→ http://m.caretown.com/tokyo/actor2608.html


★今週のおしらせ

◎NHK学園通信講座「伝える力〜福祉・介護篇〜」が好評!
3ヵ月であなたもコミュニケーションの達人に。DVDには講義とケース別対応(例:カンファレンス場面)が盛り沢山!
URL: http://www.n-gaku.jp/life/course/7Q2.html

◎中央法規『けあサポ』ブログ(研修写真も多数掲載!)
今週の「ケアマネさん、あっちこっちどっち」は「苦情と消費者問題」(第371話)
URL: http://www.caresapo.jp/senmon/blog-takamuro

◎中央法規 月刊ケアマネジャー7月号 高室流 考えるヒント
「おもてなし」(Vol.4)


◇ 編集後記 ◇

 全国的に梅雨明けが始まりました。これからは突然の豪雨の心配より熱中症と脱水症が気がかりです。熱い外気と冷房の効いた室内(車内)の出入りで体調も崩しがちです。あえて汗を流すことで体温調整ができる身体づくりも大切といわれます。小まめな水分補給と適度な運動と休憩、そして3食+睡眠・・・これぞきびしい夏の乗り切り作戦です!(^^)!※東京スクールでは、みなさんのご要望をお待ちしています。HPからお寄せください!(^^)!〈ムロ〉

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編集及び発行責任者:S.Takamuro
提供:ケアタウン総合研究所( http://m.caretown.com/ )

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