ケアタウン総合研究所
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ケアタウンメルマガ∞元気いっぱい
第405号
2014/05/29(Thu)
http://m.caretown.com/

▼今週の目次▼
[1] ムロさんの着目 「会議好きになろう!」
[2] 最新業界ニュース
[3] 今週の「3つのチャレンジ」
[4] 全国の研修会場の声
[5] 東京スクールのご案内
[6] 今週のおしらせ
[7] 編集後記

→東京スクールのお知らせ←
6月15日(日)10:30〜17:00 (定員30名)
【第4回】「制度化目前!地域ケア会議の実践シュミレーション」

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■ ムロさんの着目
「会議好きになろう!」

「〜が嫌い」の人と「〜が苦手」の人は似ているようで微妙に違うようです。誰もが「嫌いなんだけど得意」、「好きなんだけど苦手」の両面を持ち合わせています。周囲から「嫌々やっているんだけどうまい!」と言われたり、「好きで仕方ないんだけど下手だ」としょげること、ありますよね?

 もちろん、小生だって大いにあります。
 どうやら「得意・苦手」は能力のことであり、「好き・嫌い」は感情のことだとわかります。感情は案外慣れたり、気にならなくなって、いつのまにやら克服できてしまうものですが、能力はそうはいかない。リアルに結果が問われますからね。

 さて会議のことです。会議が好きな人の多くは「一度にいろんな立場の人の話が聞ける」ことを上げます。まさしくごもっとも。あとは双方の意見をじかに聞き、お互いが努力して方向性が出せること。これも大事ですね。話し合うから情報と意向の共有が可能で、双方が納得して折り合いをつけることができます。鶴のひと声がある会議は盛り上がりに欠けます。なにしろ、その人(たいていトップ?)が言えば、経過はどうあれ、そうなっちゃうんですからね。

 会議は、つぎのお作法を気にするだけで格段に参加上手になります。まずは(1)自分の発言は大きな声ではっきりと。(2)相手の発言には集中してお約束のリアクション(うなづき、感嘆、促し)!(3)質問は理由・目的を話してから!(4)わかりにくい話はエピソードを1つ。(5)発言は結論(言いたい事)を先に述べて、続けて理由・根拠・背景・経緯を話すなどなど・・・。態度は、真剣・笑顔が基本で、あくび・頬杖・居眠りは厳禁!ペン回し・貧乏ゆすりも避けたいもの(笑)。(お菓子を食べながらは持ってのほか!)

 会議上手になるまえに「会議好き」になること、「5つのお作法」を守れること。それだけで1〜2時間は無駄な時間にはなりません。Let's Challenge!
 ※ちなみに6月の東京セミナーはそのあたりを丁寧に学びます!


■ 最新業界ニュース

1.2040年の包括ケアは「統合」重要(厚労省)

 団塊の世代が後期高齢者になる2025年から40年までが我が国の高齢化の本番だ。多くの困難が予想される中で、地域包括ケアシステムを実現していくには、さまざまなレベルでの「統合」が必要とする報告書を地域包括ケア研究会(座長=田中滋慶応義塾大学大学院教授)がまとめた。介護報酬評価は、包括化をさらに進め、サービス毎から「経営単位」にすることも提案している。

2.社福法人制度改革へ 来年の通常国会に法案提出(厚労省)

 厚労省の「社会福祉法人の在り方等に関する検討会」(座長・田中滋名誉教授)は19日からとりまとめに入った。古都賢一審議官は「法改正が必要なものは、次期通常国会での法案提出を目指す」と制度改革に意欲を示した。社会福祉法人の在り方については、2000年に介護・障害者分野でサービス提供主体の多元化が図られるようになってからの積み残しの課題だ。今回は、課税されている営利法人と競争条件を同じにするべきとする件でなく、目指すのは「地域に貢献する民間の非営利法人」としての姿を確立することだ。

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最新ニュースは「シルバー新報」の協力により著作権の許可を得て掲載しています。シルバー新報 ウェブサイト(PC専用)→ http://www.silver-news.com/
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■ 今週の「3つのチャレンジ」
富士ライフケアネット(株)ケアマネ研修「質問力をいかした相談援助技術」

1.本人がやりたくなるようなプラン作り
2.礼儀を踏まえた言葉使いの確認
3.質問の仕方
(M.Kさん ケアマネ歴14年 女性)

【ムロさんのコメント】
 この研修では約4割の人が「息子さん、娘さん」の呼び方への反省を書かれていました。「人生の先輩」と持ち上げておきながら、なれなれしい呼び方と話し方に「平気?」な専門職の方が多くいます。礼儀は人間関係の基本です。ケアチームが援助しやすいプランでなく、肝心なのは本人(家族)が主体的に前向きに取り組める内容と表記かどうかということ。主客転倒していませんか?


■ 全国の研修会場の声
日本CADL研究会「CADLの視点で行う事例検討会」

「事例を提出された2人のケアマネさんの利用者への強い思いにまず圧倒されました。地域の勉強会での事例検討だと、緊張感漂う中でギスギスしてしんどい。地域ケア会議もこのようにリラックスした雰囲気でできればと思いました」(M.Hさん 認定ケアマネ 都内)

【ムロさんのコメント】
 ある男性が「本人のこれからの生活がよく見える検討会ですね」と書かれていました。従来の事例検討会とは一線を画すCADL事例検討手法は、過去や背景・原因・経緯のほじくり返しでなく、「これから」に目線を向けます。そして本人の文化性(本人らしさ)と家族との関係性を通じて、本人の「動機づけ」のスイッチを探る手法はとても斬新だったようです。まだまだ進化します!

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★東京スクールのご案内

≪場 所≫JR東中野駅そば(東京テクニカルカレッジ)
≪申込み≫ホームページより→ http://m.caretown.com/tokyo/
(メール、電話、Faxでも受付中!HPから申込可能!)

⇒【第4回】「制度化目前!地域ケア会議の実践シュミレーション」(定員30名)
次期介護保険改正から本格的に義務化となる地域ケア会議。地域ケア会議の仕組みづくり、個別ケース支援と地域課題解決支援の整理、参加者設定から準備、進行の流れと実践的な勘所をシュミレーション。「地域ケア会議運営マニュアル」の解説と全国の取り組みも紹介。ケアタウン総合研究所作成のオリジナルの支援検討シートも提供!
│日 時│6月15日(日)10:30〜17:00
│詳 細│HPにて→ http://m.caretown.com/tokyo/meeting2606.html (受付中!)

⇒【第1回】高室式「交渉力をつけるコミュニケーション」セミナー(定員20名)
ケアマネジメントや地域や組織のコーディネートで求められるのが「交渉力」。利用者(家族)、ケアチームの代弁者として行う「調整作業」とは、まさに「交渉」なのです。利害の調整に悩むのでなく、思いやニーズ、立場や環境に着目することで「交渉」は驚くほどスムーズに進みます。高室式マネジメントのエッセンスを学べる一日です。
│日 時│7月27日(日)10:30〜17:00
│詳 細│HPにて近日公開!

⇒【第3回】「アクターズケア〜上級編:役づくり〜」セミナー(15名限定)
今回のアクターズケアは「役づくり」を体験します。認知症高齢者は「その人の世界」に生きています。そこに登場する人物になりきるには、俳優たちが行っている「役柄」の深め方(スキル)に秘技があります。これを学ぶことで、人間への理解を深める力と実践的なコミュニケーションケアの力を養います。
│日 時│8月24日(日)10:30〜18:00
│会 場│JR小金井駅より徒歩10分
│詳 細│HPにて近日公開!


★今週のおしらせ

◎NHK学園通信講座「伝える力〜福祉・介護篇〜」が好評!
3ヵ月であなたもコミュニケーションの達人に。DVDには講義とケース別対応(例:カンファレンス場面)が盛り沢山!
URL: http://www.n-gaku.jp/life/course/7Q2.html

◎中央法規『けあサポ』ブログ(研修写真も多数掲載!)
今週の「ケアマネさん、あっちこっちどっち」は「考えるヒントの本音:その人らしさ」(第363話)
URL: http://www.caresapo.jp/senmon/blog-takamuro

◎中央法規 月刊ケアマネジャー6月号 高室流 考えるヒント
「その人らしさ」(Vol.3)


◇ 編集後記 ◇

 この4月から8年前に中央法規から出版した「ケアマネジメントの仕事術」の改訂版作業に忙殺されています。制度も大幅に進化し、ほとんど書き下ろしの内容です。在宅だけでなく包括、GHや施設、居住型でがんばっているケアマネのみなさんの実践的指南書をめざし、7月末刊行に向けて鋭意作業中です(^_^;)。※東京スクールでは、みなさんのご要望をお待ちしています。HPからお寄せください!(^^)!〈ムロ〉

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編集及び発行責任者:S.Takamuro
提供:ケアタウン総合研究所( http://m.caretown.com/ )

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