ケアタウン総合研究所
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ケアタウンメルマガ∞元気いっぱい
第400号
2014/03/20(Thu)
http://m.caretown.com/

▼今週の目次▼
[1] 最新業界ニュース
[2] ムロさんの発見 「声の不思議」
[3] 今週の「3つのチャレンジ」
[4] 全国の研修会場の声
[5] 東京スクールのご案内
[6] 今週のおしらせ
[7] 編集後記

→東京スクール番外編のお知らせ←
2014年5月25日(日)13:00〜17:00
「CADLの視点に立ったケアマネジメント実践勉強会」
主催:日本CADL研究会/協力:ケアタウン総合研究所

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■ 最新業界ニュース

1.「一人ひとり、丁寧に」なら報酬維持 高齢者住宅への在宅医療

 2014年度診療報酬改定の官報告示に伴い、厚生労働省は5日、施設基準や報酬算定の留意事項を通知した。在宅医療では、病院や診療所の主治医機能を評価する「地域包括診療料」や加算を新設し、「理想的な主治医機能のあり方」を掲げた格好だ。診療報酬告示に伴い大きな減額決まっていた介護付き有料老人ホームや、サーヒス付き高齢者向け住宅への訪問診療については、1回の訪問で何人も診療する「荒稼ぎ」ができなくなるような運用が示された。往診が必要な対象者に対し、適切な訪問診療を行っている場合には改定の影響を避ける内容だ。

2.ケアマネジャー研修見直しへ 全課程に修了評価導入

 ケアマネジャーの資質向上に向け、厚生労働省は研修カリキュラムの見直しに着手した。現在パブリックコメントを実施している。主任ケアマネの研修には「地域づくり」の経験を受講要件とし、人材育成の科目を強化するなど、地域包括ケアシステムの推進を担う中核的な人材として養成する内容に見直す。

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最新ニュースは「シルバー新報」の協力により著作権の許可を得て掲載しています。シルバー新報 ウェブサイト(PC専用)→ http://www.silver-news.com/
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■ ムロさんの発見
「声の不思議」

「みなさんは自分の声は好きですか?」
 この質問をすると95%の方が「嫌い」に手を挙げます。その理由は「録音された音を聞くと、これが自分の声!なのとびっくりします」というもの。自分に聞こえている声は骨伝導で伝わっているのでいい響きをしています。一方、録音した声は空気を介して伝わった声ですから響きは今ひとつです。
 といって、相手に聞かせている声は後者ですから、自分のなかで「自声」のイメージを変えることが必要となります。

 声には「個性」があります。電話に出た相手がだれの声か、を私たちは瞬時に聞き分けることができます。うるさい喫茶店でも、相手の声だけを聴くなんて芸当を簡単にします。
 声には「体調」が出ます。「ちょっと、疲れているんじゃない?」と相手を気づかうと「えっ、わかりますか?」という返事。電話の声で判断できます。
 そして声には「感情」が表れます。「あっ、怒っている」なと思う時はとげとげしい印象。機嫌がいい時は明るい印象でしょう。

 では、私たちは、これらを何で聞き分けているのでしょうか。
 声の要素は5つに分解することができます。
 (1)声の「大きさ」です。独り言(自分と)、対話(相手と)、会話(みんなと)で声の大きさは異なります。
 (2)声の「高さ」です。建前で話す(高い)、日常(中位)、本音で話す(低い)。本音を高い声で話すと相手にはとても軽く聞こえるでしょう。
 (3)声の「速さ」です。楽しい話(速い)、つらい話(遅い)。楽しい話はうきうきしているので速めになり、苦しい深刻な話はゆっくりと話すものです。
 (4)話の「間」。早口の人は速射砲のように話すので、「間」がなく気持ちが伝わりにくいものです。一方、間をとり過ぎたゆっくりな話し方は聞き手にとってはじれったいものです。
 そして(5)は・・・「声質、音質、音色」です。これは人それぞれ。まさに個性であり、その人そのものです。(ですから声マネがウケるんですけどね)

 声には「表情」があります。声の表現の豊かさは内面の豊かさ、感情の豊かさにも通じます。だから、疲れてくるとテキメンです。「表情は無表情に、感情は平板に、声も単調になる」と演出家の鴻上尚史さんは言います。

 対人援助職にとって声は大切な「道具」です。この5つの要素を今日からちょっと意識してみませんか?おもしろい発見があるでしょう。


■ 今週の「3つのチャレンジ」
島根県大田市「地域ケア会議の目的・機能と開催・活用」

1.共感すること
2.多面的な視点のケース検討
3.方向性の確認
(匿名さん 作業療法士歴11年 女性)

【ムロさんのコメント】
「地域ケア会議はよくわからない。でも研修でかなり理解できました」と書いた匿名のOTさん。地域ケア会議は「解決の場」ではなく、解決のためにどのように取り組むか、その方向性を話し合う場所です。多様な視点で見立てと手立てを行うことで「予想外の方向性」が見えたり、情報の共有化と役割の分担化ができます。ぜひ地域ケア会議に参加をしてみて下さい。


■ 全国の研修会場の声
島根県大田市「地域ケア会議の目的・機能と開催・活用」

「今日、ここに来るまでいろいろな事がありすぎて、自分の力の無さを感じていました。もっと支援策を練る力があれば・・・と思っていましたが、いろいろな専門職や支援に関われる人たちが連携できれば解決できるかも・・・と少し思えるようになりました。明日はもう少しがんばれそうです」(M.Mさん 介護福祉士歴11年 ケアマネ歴5年 女性)

【ムロさんのコメント】
 支援困難ケースをケアマネ1人の力でなんとかしようとしてもむずかしいと考えるべきです。チームケアとなるために調整力・交渉力を発揮するのがケアマネジメントの役割の1つ。自分で悩みを抱えることなく地域ケア会議という場に持ち出してみましょう。きっと方向性が見えてくるでしょう。!(^^)!

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★東京スクール番外編のご案内

≪場 所≫JR東中野駅そば(東京テクニカルカレッジ)
≪申込み≫ホームページより→ http://m.caretown.com/tokyo/
(メール、電話、Faxでも受付中!HPから申込可能!)

⇒【第2回】「CADLの視点に立ったケアマネジメント実践勉強会」
好評だった第1回の第2弾。ADL・IADLでない文化的日常生活動作(意欲・生きがい)に着目した「CADL」。CADLの視点で、アセスメント&ケアプランの作成を実践をしてきたCADL研究会のメンバーが利用者の個別性やその人らしさ(本人らしさ)・強さ・願い・望みをチームで支える実践報告と講義。
※CADL研究会とは?―代表 高室成幸を中心にベテランの相談援助職10名で構成された研究会。
│主 催│日本CADL研究会 │協 力│ケアタウン総合研究所
│日 時│5月25日(日)13:00〜17:00
│参加費│2,000円
│詳 細│HPにて近日公開!


★今週のおしらせ

◎NHK学園通信講座「伝える力〜福祉・介護篇〜」が好評!
3ヵ月であなたもコミュニケーションの達人に。DVDには講義とケース別対応(例:カンファレンス場面)が盛り沢山!
URL: http://www.n-gaku.jp/life/course/7Q2.html

◎中央法規『けあサポ』ブログ(研修写真も多数掲載!)
今週の「ケアマネさん、あっちこっちどっち」は「私が男性について語る理由」(第353話)
URL: http://www.caresapo.jp/senmon/blog-takamuro

◎中央法規 月刊ケアマネジャー3月号 高室流"自分育て"の学び術
「自己成長と自己評価〜自分育ては自分磨き〜」(最終回)


◇ 編集後記 ◇

 みなさん、今回で何号になったと思われますか?なんと「400号」です。う〜ん、自分なりによく続いているなと思います(^_^;)。それもこれも、このメルマガの配信をずっと手伝っていただいているY.Tさんに大感謝です!そして、いつも最後まで読んでいただいている(たまに読む、まとめて読む)読者のみなさんに大感謝です<(_ _)>。いま、隔週ですので次の500号は4年後になります。その時、私は60歳!!!!!。還暦とは・・・(^_^;)。〈ムロ〉

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編集及び発行責任者:S.Takamuro
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