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ケアタウンメルマガ∞元気いっぱい
第395号
2014/01/09(Thu)
http://m.caretown.com/

→東京スクールのお知らせ←
2014年1月19日(日)10:30〜17:00(残席15名)
好評につき!「全国に発信!地域ケア会議の実践的開き方・進め方と実践的展開の仕方」

▼今週の目次▼
[1] 最新業界ニュース
[2] ムロさんの発信 CADLは尊重と肯定〜個別性と個性〜
[3] 東京スクールのご案内
[4] 今週の「連載」
[5] 編集後記

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■ 最新業界ニュース

1.医療・社福法人の一体的経営可能に 産業競争力会議が提言

 政府の産業競争力会議の医療・介護分科会は25日、中間整理をまとめた。中間整理では、複数の医療法人や社会福祉法人などを一体的に経営することを法制上可能とする「非営利ホールディングカンパニー型法人」の創設を提言した。複数法人が一体となることで、医療・介護の連携が容易になり、高齢者が必要とするサービスを切れ目なく行うことができるようになるとしている。

2.軽度者向けサービス再編へ 「地域」「参加」がキーワード(厚労省)

 12月20日に開催された介護保険部会で、介護保険制度の見直し案が了承された。これを受け、政府は法案を通常国会に提出。第6期から施行される。利用者にとっても、事業者にとっても、大きいのが、軽度者向けサービスの再編だ。市町村が主体となる地域支援事業に訪問介護、通所介護を移行させることには不安は尽きないが、一方で、高齢者自身も担い手となり、できるだけ自立して暮らしてもらうことはこれからの社会では不可欠な要素である。今回、地域支援事業での予防事業も、ICFモデルへと転換。「参加」は大きなキーワードになっている。

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最新ニュースは「シルバー新報」の協力により著作権の許可を得て掲載しています。シルバー新報 ウェブサイト(PC専用)→ http://www.silver-news.com/
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■ ムロさんの発信
CADLは尊重と肯定〜地域の「個別性」と個人の「個性」〜

 昨年の紅白でもドタバタぶりを発揮したNHK「あまちゃん」メンバー。はじめて「これが、ブームになったあまちゃん!?」と驚かれた方も多いでしょう。このドラマで私が特筆したいのは、GMTのデビュー曲の歌詞です。普通なら「♪故郷に帰ろう〜」とするところを、「♪地元に帰ろう〜」としたところ。
 使いこなれた「故郷」ではなく「地元」と表現することで、生まれ育った場所がをよりイメージさせてくれる効果があります。それは「地」の文字が入っているからでしょう。地面、地べた、土地、地産地消・・・いかがでしょう?

 そこで地域の「個別性」の話です。
 全国を歩いていると「私たちの市は独特で・・・」と話されることが多くあります。山川の自然の良さしかり、ビルが立ち並ぶ様子しかり、シャッター通りしかり・・・実はかなり似ています。戦後、都会に並べ・追い越せと中央集権的に進めてきた成果があり失敗がそこにあります。似ているからこそ「おらがマチの違い」にこだわるのかもしれません。

 ところが、建物や自然などのハード類は似ていても、その土地に暮らす人々の方言、呼び名、言い回し、祭り、風習、名物などは「かなり違い」ます。これらを「文化(Culture)」といいます。
 もっとも違いがあるのが「食」ですね。この違いとこだわりはすさまじく、誰もが「これが一番うまい」と言って引かない点ですね。これって個別性の最たるもの。だからTV「ケンミンショー」が愛されると・・・つまり「食文化」は個別性の印籠のようなものなのです。

 ひるがえって、個人の「個性」はどうでしょう?
 アセスメントで「個性」を声高に言う割に、心身の機能や疾患ばかりに着目していないでしょうか?むしろ心身の機能を使って、どのような「暮らしぶり」(ADL&IADL)をしてきたのか、が「個性」のはずです。外出をおでかけ、更衣をファッション、整容をおしゃれととらえた時、個人の「文化性」が浮き彫りになります。ここでも「食べモノ・食べ方」にもっとも個性が際立ちます。
 これらをひとくくりにしたのが「CADL」です。CADLは個性の尊重とこれまでの人生の肯定をめざす、まったくあたらしいアセスメント概念です。
「その人らしさ」は本人にとっては「私らしく」あること・・・
 CADLで「私らしさ」は浮き彫りになります。

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★東京スクールのご案内

≪場 所≫JR東中野駅そば(東京テクニカルカレッジ)
≪申込み≫ホームページより→ http://m.caretown.com/tokyo/
(メール、電話、Faxでも受付中!HPから申込可能!)

⇒【第3回】「全国に発信!地域ケア会議の実践的開き方・進め方と実践的展開の仕方」(30名:残席あり)
好評につき第3回目を企画。今回は全国で展開されている地域ケア会議活用推進事業の現場取材をまじえ、地域包括ケアシステムにおける地域ケア会議の機能と役割、そのための仕掛けづくり、現場のケアマネジャーや介護サービス事業所、民生委員等や関係諸機関の巻き込み方などを実践的にレポート&コンサルティング的な話をします。「地域ケア会議運営マニュアル」の実践的な解説も行います。行政・地域包括支援センター・ケアマネジャー向け。
│日 時│1月19日(日)10:30〜17:00
│詳 細│HPにて→ http://m.caretown.com/tokyo/meeting2601.html


★今週の「連載」

◎中央法規『けあサポ』ブログ(研修写真も多数掲載!)
今週の「ケアマネさん、あっちこっちどっち」は「2013年の私のあっちこっちどっち」(第343話)
URL(PC専用): http://www.caresapo.jp/fukushi/blog/

◎中央法規 月刊ケアマネジャー1月号 高室流"自分育て"の学び術
「事例検討会で学ぶ【事例提出者編】」(Vol.10)


◇ 編集後記 ◇

 今年初めてのフェイスブックに、わが京都の京北に伝わる「納豆餅」を紹介しました。40年ぶりに小生も作りました(^_^;)。お餅を焼き、10センチ程度に叩いて広げ、そこに納豆を入れ、黒砂糖!をまぶして、餃子風に包んで食する一連の流れをアップすると、いつもにない突っ込み(書き込み)が(>_<)・・・「うちは白砂糖です」「お雑煮に入れます」「ありえない!」などなど。まさに年明けから食文化の深さを思い知りました。ということで、今年も1年間、おたがい、がんばりましょう!(^^)!あっという間に年の瀬がやってきますからね(^_^;)。〈ムロ〉

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編集及び発行責任者:S.Takamuro
提供:ケアタウン総合研究所( http://m.caretown.com/ )

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